土曜の中山メインは高松宮記念へと繋がる一戦「オーシャンS」だ。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
タワーオブロンドン(牡5、藤沢和雄厩舎)
3/4(水)美浦・南W(良)6F77.5-5F63.2-4F51.0-3F39.1-1F14.0(馬なり)
C.ルメール騎手を背に南Wを2頭併せ。僚馬レッドゲルニカ(OP)を3馬身後ろから追走し、3コーナーで内から差を詰めると直線はスムーズに脚を伸ばして2馬身先着した。ラストは14秒を要しているが、馬なりでこの全体時計は速い。やや掛かり気味なところも見られたが、馬格や力強いフットワークからはポテンシャルの高さを感じる。好気配。
クールティアラ(牝4、矢野英一厩舎)
3/4(水)美浦・坂路(やや重)4F51.9-3F36.6-2F23.7-1F11.9(馬なり)
美浦坂路を単走。序盤からフットワークも軽快で、全体と終いのラップも良く、バランスのとれた良い内容と時計。外ラチ沿いと馬なりでという具合に負荷はそこまでかかっていないが、しっかりと動いている。もともと坂路では動く馬ではあるが、馬なりでリラックスした走りからも調子の良さが伝わってきた。仕上がりは上々気配。
ナックビーナス(牝7、杉浦宏昭厩舎)
3/4(水)美浦・南W(良)5F67.0-4F51.3-3F37.3-1F12.0(馬なり)
美浦の南Wを2頭併せ。僚馬イキオイ(2勝クラス)を後ろに置き、終始先行するかたちで進めた。 自身は外から進め、直線では内から食らいつくイキオイをしっかり抑えて半馬身先着した。掻き込む力強いフットワークからは年齢的な衰えは感じられず、手応えも抑えるのに苦労するほど。乗り込み量はそこまでだが、良い内容を消化できており、1週前も好時計をマークしている。舞台適性も高く、ここは好気配。