15日は桜花賞の最終トライアル「フィリーズレビュー」が阪神競馬場で開催。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
アヌラーダプラ(牝3、萩原清厩舎)
3/11(水)美浦・南W(重)5F66.9-4F51.6-3F37.8-1F12.0(馬なり)
三浦騎手を背に南Wを単走。序盤から行っぷりは良い中で、力むことなく手前もしっかり替えており、コントロールの効いたパフォーマンス。重馬場ながら軽快なフットワークで駆け抜け、しまいの反応も良く伸びも切れ味がある。1週前も三浦騎手が手綱を握っており、南Wを単走馬なりで5F65.8-3F37.5-1F11.9と速い時計をマーク。順調な仕上がりだ。
ケープコッド(牝3、高柳瑞樹厩舎)
3/11(水)美浦・南W(重)4F48.6-3F36.0-1F12.4(馬なり)
美浦の南Wを2頭併せ。僚馬スルーザリミッツ(牝3、未勝利)の内を追走し、コーナーで並びかけると直線では騎手の合図に鋭く反応し、一気に脚を伸ばしてラストは5馬身も突き放した。1週前はM.デムーロ騎手を背にウッドで2頭で併せ、5F67.7-3F38.7-1F13.2をマークし2馬身先着した。今回は約2か月半ぶりの実戦となるが、反応や動き、時計も文句なしの内容で、力は出せる状態にありそうだ。
ヤマカツマーメイド(牝3、池添兼雄厩舎)
3/11(水)栗東・CW(不良)6F78.2-5F63.0-4F49.9-3F37.8-1F13.3(馬なり)
池添騎手を背にCWを2頭併せ。僚馬メイショウショウブ(牝4、OP)の外から追走し、直線序盤はまだ1馬身半ほど差があったが、追われると鋭く反応して一気に交わして半馬身先着した。ラストは13.3秒と時計を要したが、テンからペースが速く、全体時計は十分速い。1週前もメイショウショウブと併せて、ここではしまい重点で内から交わして1馬身先着。しっかり負荷がかけられており、力は出せる状態。