【関屋記念】カフェブリリアントに"恵みの雨"!

新潟メインレースの関屋記念(8/16、G3)に出走するカフェブリリアント(牝5)は、今回初となる牡馬混合戦の重賞戦に闘志を燃やしている。

カフェブリリアントは今年の4月に阪神牝馬S(G2)を勝ち初の重賞制覇を果たし、続いて5月にヴィクトリアマイル(G1)に挑戦し、4着だったレッドリヴェールとはハナ差で惜しくも5着に敗れている。牝馬限定戦ならG2クラスなら十分通用しそうだ。G1となると牝馬限定戦でもあと一歩力が足りないか。
条件戦、準OP戦では牡馬相手に打ち勝ってきたが、今回は初の牡馬混合の重賞戦だ。ラキシス(牝5)やルージュバック(牝3)といった重賞勝ちの牡馬相手にも怯まない強い牝馬もいるが、果たしてカフェブリリアントは彼女らのようなトップクラスの牝馬に仲間入りできるだろうか。

秋のビッグレースへ繋がる重要な一戦としても有名な同レースだが、ここで勝てば秋に狙えるレースの幅は大きく広がるだろう。今回のレースは彼女にとって飛躍のチャンスである。

馬場が渋ればなおよし

今週は新潟では低気圧の影響で湿った空気が流れ込み、局地的に非常に激しい雨が降った。昨日から今日にかけても雨は降っており、新潟の馬場への影響が気になるところだ。
道路の冠水や河川の増水などで住民にとってはやっかいな雨となったが、雨巧者のカフェブリリアントにとってこれは"恵みの雨"となるかもしれない。初の重賞制覇を達成した阪神牝馬Sでも前日に雨が降った影響で稍重となった馬場を苦にせず鮮やかに差し切った。昨年末の条件戦でも重馬場で芝と土が飛び交う中最後は力強く差し切って勝っている。当日新潟の馬場状態にもよるが、稍重以上ならカフェブリリアントにとっては嬉しい知らせか。

鞍上の福永祐一騎手が引き続き手綱を握るのも心強い。関屋記念は過去に3勝しており、2着も2回と頼れる実績の持ち主である。"夏に強い牝馬"、"牝馬に強い福永"とくれば鬼に金棒である。
実績的には今回のメンバーの中では上位の方にあたるし、能力も申し分ない。ここを勝てば"最強牝馬"へ一歩近づき、秋のビッグレースへの道にも明るい兆しが見えてくるだろう。