ルメール騎手、JRAの3日間開催の騎乗をキャンセル。早めにドバイ入り

来週の20~22日に行われる3日間開催で、C.ルメール騎手は20日のフラワーCでミアマンテ、22日のスプリングSでサクセションなどの有力馬に騎乗する予定であったが、これらを含む3日間開催の騎乗を全てキャンセルしたことが明らかになった。

ルメール騎手は、28日にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイターフの連覇を目指すアーモンドアイに騎乗予定があるが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため入国審査が厳しくなる可能性を見据えて、念のため早期にドバイへ移動する決断を下した。

現に、先月行われたサウジカップ時も、サウジアラビアの入国停止措置対象国に日本が含まれたことで同国への入国審査が厳しくなった。早めに現地入りしていた武豊騎手は無事騎乗を果たすことができたが、入国停止措置が早めに実施されていたら現地での騎乗は難しかっただろう。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドバイでは感染者の多い中国やイタリアなどからの入国検査の厳格化を進めており、今後も同国がさらに厳しい措置を取る可能性は高い。アーモンドアイとのコンビで連覇を狙うルメール騎手としては、入国できずに騎乗できなくなるリスクはできるだけ避けたいところだろう。

ルメール騎手は、アーモンドアイが出国する18日に一緒にドバイ入りし、そのまま現地に滞在して調整を進めていく予定。