エルムS(8/16、G3)に出走するソロル(牡5)は叩き3戦目を迎える。
前走のマリーンS(7/12、OP)では約1年3ヶ月ぶりに勝ち星をあげた。3コーナーでは騎手の指示に反応よく応えて上がって行き、大外からキレイに他馬を差して短い直線を鋭い脚で駆け抜けてゴールした。道中はインでロスなく進めて、直線スムーズに外に出て差しというキレイな勝ち方だった。
昨年の3月に開催されたマーチS(G3)では中団後ろから最後はまくって勝ったが、以来重賞で2着、準OP戦で3着と目立った好走もなかった。マリーンSでの強い勝ち方は復調の気配を漂わせる。
今年も3月にマーチSで連覇を狙ったが結果は見せ場もなく8着に敗れた。そのマーチSからの休み明け叩き2戦目でやっと勝てた。陣営としてはぜひともこの好調さをキープしたまま重賞2勝目達成といきたいところだ。
調教では函館ウッドで68.2-53.9-39.5-13.2を一杯で終え好調持続。今回重賞戦でメンバーの格も上がるが、これまでOP戦で闘ってきたメンバーの出走も多く気負いすることはないだろう。前走はトップハンデの57.5kgを克服して勝利したが、今回は1.5kg減で斥量は56kgとなる。このハンデなら格上の相手でもじゅうぶん勝ち負けになる。
3月に連覇を逃した屈辱を、この正念場の戦いで晴らすことができるか。