【函館記念2016予想】レッドレイヴン「オープン大将」卒業なるか?

今週末は函館競馬場にて「第52回函館記念(G3)」が開催されます。サマー2000シリーズは第2戦に突入し、函館の夏を盛り上げます。今週は重賞はこのレースのみとなります。

さて、毎年このレースで気になるのが巴賞(OP)組。今年は登録馬16頭中のうち巴賞から進めてくる馬は7頭。巴賞は同競走の前哨戦としても有名ですが、過去10年の成績は【4-5-3-41】、複勝率は22.6%と特段良い成績を収めているというわけでもありません。

今年の巴賞の勝馬はレッドレイヴン。巴賞には3年連続での出走で、過去2年はいずれも1番人気に推されておりましたが5着、2着と人気を裏切るかたちで敗れておりました。今年も1番人気に推されてプレッシャーのかかる一戦となりましたが、2着馬のマテンロウボスに1馬身3/4差をつけて快勝し、三度目の正直を果たすことができました。

レッドレイヴン重賞初Vへ向けて「オープン大将」卒業なるか?

さて、前走の三年越しの勝利で「やっと本格化した」と見る人もいれば、OPは勝てても「重賞を勝ちきるにはイマイチ」と見る人もいそうですね。

昨年は巴賞2着で函館記念に挑んで5着に敗れております。枠もペースも展開も向きませんでしたが、それでも5着に入着していることからも素質は高い馬なのではないでしょうか。今年は中山記念(5着)や巴賞と苦手なラップ傾向でも力を示してきているあたりに成長を感じます。

今年の相手も例年以上に強豪が集まったという印象でもないですし、良い流れで挑める今年は悲願の重賞制覇を果たせる大きなチャンスが回ってきたと見ています。

「本格化」とまではいかないにしろ、6歳となった今年もまだ成長している様子が伺えます。巴賞で弾みをつけたオープン大将、今週の函館記念は重賞タイトル奪取の絶好機かもしれませんね。