【加付式“連番の法則”】フラワーカップなど先週の回顧・検証

未だ衰えるどころか、感染地域と人数が拡大の一途を辿る新型コロナウイルス。JRA無観客開催も4週連続。ただ、フランスやイギリスなどが「開催中止」を発表し、ついには「ドバイ・ワールドカップ」も中止が決まった中、我が国の競馬は無観客とはいえ、中央競馬・地方競馬を問わず開催継続が維持されている。一日も早い状況の好転、収束を願い、ネット投票で応援し続けよう。

開始2回目となる本コラムは、筆者「加付式“連番の法則”」を、その出現率と同法則で手に出来たはずのレースを回顧・検証し、次の機会に活かしていただこうというものである。末尾には毎回示すが、加付式“連番の法則”とは、出走表“馬番号の下一桁”に注目した法則である。

下一桁の馬番号を「ALL(すべて)連番」「一組だけ連番」、そして連番では無いものの同法則のひとつとして「下一桁同番号」の3つに分類したものである。

前回まで2週続けてメインレースで「ALL(すべて)連番」が出現してきたが、今3日間開催でも初日中山メイン「フラワーカップ(G3)」で「ALL(すべて)連番」が出現(1着13番→2着14番→3着12番)。
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週連続メインで出現し、しかも今回の三連単配当は34万円。一番人気(3着)が絡んでの好配当であった。今後の検証結果に納得いただけたら、是非とも試していただきたいと思う。

では、先週の結果を振り返ってみよう。まず、結果は下表のとおり。

3月20日
- 中山 阪神 合計 出現率(%)
ALL連番 1 2 3 12.5
一組連番 5 6 11 45.8
同番 2 0 2 8.3
合計 8 8 - -
出現率(%) 66.7 66.7 - -
3月21日
- 中山 阪神 合計 出現率(%)
ALL連番 0 3 3 12.5
一組連番 8 5 13 54.2
同番 1 2 3 12.5
合計 9 10 - -
出現率(%) 75.0 83.3 - -
3月22日
- 中山 阪神 合計 出現率(%)
ALL連番 0 0 0 0.0
一組連番 2 7 9 37.5
同番 2 1 3 12.5
合計 4 8 - -
出現率(%) 33.3 66.7 - -

“高確率”を誇る「一組連番」は、3日目の中山が出現回数“2回”に終わったが、3日間トータルでみれば、相変わらず“5割”程度、つまり全レースの約半数での出現となった。配当面でも、先週のような100万馬券こそ無かったが、10万オーバーだけで7回、万馬券だけなら実に25回も出現した。

10万オーバー7回中、2~3番人気馬番との連番が3回。2日目中山メイン「千葉ステークス」は、「2番人気→10番人気→3番人気」での10万馬券。2番人気(8番)の連番が10番人気(7番)だっただけである。3頭すべて人気薄は、取れなくても良いのです。こうした人気馬の連番を抑えておくだけでとれる時に逃さないための馬券術。他の2回でも、もちろん3頭目も当てなければならないが、「連番を抑えてれば取れていた・・・」ということが無いように抑えてもらいたい。
 
先週の「同番」では、20万、70万といった大型もあったが、この「同番」はいずれも“人気薄同士”の「同番」であった。したがって“人気馬”からの「同番」狙いでは難しかった。ただ、実際に「同番」で大型配当が発生したのであるから、“穴党”を自負する向きには是非「下一桁同番」を抑えてほしい。

「ALL連番」は、先に記した「フラワーカップ」の34万馬券をはじめ、10万オーバーが全出現回数(6回)の内、半分の3回で発生。その内2回は1番人気からの「ALL連番」、残る1回も3番人気からの「ALL連番」であった。人気馬1頭からの「連番」で手に出来る、実はこの「法則」の基礎となったのがこの「ALL連番」であり、「掛け金も少額に抑えられる」筆者の法則のなかでも「一番お勧め」の法則なのである。(筆者も今週もひとつ、配当は約1万であったが・・・)。

馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。

なお、投資を少額に抑えて、的中を手にするにはそれなりの「馬券術」も必要にはなってくるので、いずれ経験則からの「馬券購入術」なども述べてみたいと思うが、とりあえず各々試行錯誤しながら、この「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。