短期免許期間を延長して4月からも地方競馬での騎乗を希望していたミカエル・ミシェル騎手は、短期免許を延長することが出来なかったことが明らかになった。24日、地方競馬全国協会(NAR)が単純な延長要請を許可することは出来ないとし、本人に対して通告したとされる。
1月27日から3月31日まで地方競馬の短期免許を取得していたミシェル騎手は、日本での騎乗を終えた後はアメリカへ渡って騎乗することを検討していた。しかし、新型コロナウィルスの影響で現在アメリカの競馬は軒並み中止・延期となっており、現在の免許を延長して4月以降も日本での騎乗を希望していた。
地方競馬の短期免許は1年で3ヶ月のみで、南関東では3ヶ月の期間を分割して取得することができないのが現行ルールとなっている。あらためて令和2年度の免許を取得できれば4月以降の騎乗も規定上は可能となるが、ミシェル騎手の場合はもともと3月いっぱいまでの滞在予定であったこともあり、主催者や身元を引き受ける馬主、調教師からの推薦状、新たな就労ビザなどが必要になるため、現状では準備を整えるのに日数を要することになる。