今週はいよいよ春のG1シーズンが開幕ということで、中京競馬場ではその第一弾となる「高松宮記念」が開催される。各馬が最終追い切りを終えてきたが、今回はその中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
クリノガウディー(牡4、藤沢則雄厩舎)
3/25(水)栗東・坂路(良)4F50.6-3F36.6-2F23.7-1F11.8(一杯)
和田騎手を背に栗東坂路で単走。序盤から勢いがあり、鞭も入り一杯に追われるとチップを派手に巻き上げながら力強く駆け抜けた。伸びも抜群でラストは11.8秒と鋭く伸び、4F50.6は自己ベストと文句なしの内容だ。1週前は坂路で4F53.2-3F38.0-2F24.2-1F11.7をマークし、ゴール前で強めに追われてしまいの時計と動きは抜群。鞍上も「元気がいい」とコメントしており、状態面は万全。
ダノンスマッシュ(牡5、安田隆行)
3/25(水)栗東・CW(良)4F54.6-3F39.3-1F11.9(馬なり)
栗東CWを単走。時計・内容的にも軽めな仕上げという印象。最終調整は毎回坂路だったが、今回は走りすぎないよう、気持ちを抑える意味でCWを選択したとのことだが、これまでの調整過程と違った温存気味な調整は逆に好気配を感じる。1週前もCWで6F82.0-1F11.8をマークしており、テンションを上げすぎないように調整を進めてきている。フォームにもブレがなく、フットワークも軽快。前走の好調を上手く維持して臨めそうなここは好気配だ。
モズスーパーフレア(牝5、音無秀孝厩舎)
3/25(水)栗東・坂路(良)4F48.9-3F36.1-2F24.0-1F12.4(馬なり)
松山騎手を背に栗東坂路を単走。テンから飛ばしていき、ラストは持ったままで流していたが、4F48.9は1番時計でラストも1F12.4でしっかりとまとめ、自己ベストを更新する好内容。馬なりでリズムを重視して無理をさせない内容だったが、1週前は坂路で僚馬スティッフェリオに3馬身先着し、時計も4F50.6-1F12.1としっかりやっている。疲れが残った昨年とは打って変わって仕上がり具合は上々。