天皇賞春の前哨戦に位置付けられている重要な一戦「日経賞」が28日、中山競馬場で開催される。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ミッキースワロー(牡6、菊沢隆徳厩舎)
3/25(水)美浦・南W(良)6F82.6-5F66.2-4F52.1-3F38.3-1F12.3(馬なり)
菊沢調教師を背に美浦南Wを単走。長めの6Fを走り、馬なりだったが時計は速いタイムが出ている。無理をさせない内容だったが楽々とこの時計をマークしており状態は良さそうだ。美浦の南Wで3月はすでに6本も時計を出しており、1週前は5F67.2-1F12.7を馬なりでマークしており、併せた馬と併入。短期で放牧に出し、帰厩してからは順調。態勢は整った感がある。
モズベッロ(牡4、森田直行厩舎)
3/25(水)栗東・坂路(良)4F53.5-3F38.8-2F25.1-1F12.5(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。僚馬ダイメイフジ(牡6、オープン)を内において追走し、外ラチ沿いを駆け抜けて最後は僅かに相手に遅れた。遅れたはしたものの、馬場が荒れてくる時間帯で、かつ重たい騎手を乗せた状態でこの時計なら十分。1週前追い切りでは坂路で4F51.3秒の好時計もマークしており、輸送も考慮して余裕を残すことも考えれば、仕上がりは順調と見られる。
サトノクロニクル(牡6、池江泰寿厩舎)
3/25(水)栗東・坂路(良)4F52.7-3F38.1-2F24.5-1F12.0(馬なり)
栗東坂路を単走。長期休養明けだった前走時は追い切りでもそこまで動けていなかったが、今回は1週前には坂路で4F52.0-3F37.7-1F12.1と好時計を叩き出し、自己ベストを更新。最終も馬なりで速い時計を出してきているので、一度使われて上積みも見込めそうだ。休養前は坂路ではなくコースを走っていたので、坂路のみの今はまだ体を造っている段階で勝負仕上げにはまだ遠そうだが、状態は着実に上向いている印象。