【マーチS予想2020】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

ダート1800mのハンデG3「マーチステークス」が今週日曜、中山競馬場で開催される。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

ワイルドカード(牡6、木村哲也厩舎)

3/25(水)美浦・南W(良)5F68.1-4F52.4-3F38.2-1F12.5(馬なり)

北村騎手を背に美浦の南Wを3頭併せ。真ん中から進めて直線序盤で3頭が横一列に並ぶと瞬時に抜け出し、そのまま駆け抜け僚馬に4馬身差をつけてフィニッシュ。1週前は高松宮記念にも出走するステルヴィオ(牡5、オープン)の前を進んで併入。1週前はまだ動きに重さがあったが、最終は直線の反応も良く、フットワークも豪快。力は発揮できる状態に仕上がってそうだ。

クリンチャー(牡6、宮本博厩舎)

3/25(水)美浦・坂路(良)4F53.2-3F38.9-1F12.8(馬なり)

美浦の坂路を単走。序盤からゆったりめに入っていき、ラストは鞭も入って強めに追われて1F12.8をマークしてフィニッシュ。時計は目立つようなタイムではないが、フットワークは軽快。前走時の最終追い切りは栗東坂路で4F53.5-3F39.0-1F13.1を馬なりマークしており、稍重ではあったが前走時より良化を感じる。まだ重さが少々残っている印象もあるが、調子落ちは感じられず、好状態をキープできてそうだ。

アシャカトブ(牡4、小笠倫弘厩舎)

3/25(水)美浦・南W(良)5F66.2-4F51.4-3F38.2-1F13.0(馬なり)

武藤騎手を背に美浦南Wを2頭併せ。僚馬の内から進めてコーナーで差を詰めると、直線はジワジワと加速していき、鞭も入って一杯に追われた僚馬に半馬身先着した。1週前は南Wで3頭併せで追い切り、後ろから追いかけるかたちで最内から進めて最先着。時計も5F66.0-3F37.9-1F12.9の好時計で、前走よりも上昇気配を感じる。