中山競馬の土曜メインはマイル路線の活躍馬が揃う一戦「ダービー卿チャレンジトロフィー」です。春のマイル戦線を盛り上げるハンデキャップ重賞で、安田記念を目指す有力馬たちが揃う注目度の高い一戦です。今回は出走予定馬の中でも人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。
プリモシーン(牝5、木村哲也厩舎)
昨年の2着馬プリモシーン。ヴィクトリアマイルでも2着に好走し、前走の東京新聞杯でも有力牡馬達を相手に見事勝利し、3つ目の重賞タイトルを獲得。マイル重賞路線で活躍する1頭です。新潟の関屋記念・1着、中京の中京記念・3着の実績があるように左回りでの好走が目立っておりますが、中山のフェアリーS・1着や、昨年のダービー卿CT・2着があるように、中山の実績も十分。今回はハンデが重たくなりそうだが、力は上位の存在。前走に続きM.デムーロ騎手とのコンビで重賞連勝を狙います。
マイスタイル(牡6、昆貢厩舎)
昨年の3着馬マイスタイル。新型コロナウイルスの影響で豪G1のドンカスターマイル遠征を取りやめ、ダービー卿CTへと駒を進めてきました。昨年は函館記念で逃げ切り勝ちを果たして重賞初制覇を達成し、マイルCSでも逃げて4着に粘った快速馬。昨年のダービー卿CTでは差しの競馬で3着に好走しましたが、前目につけて押し切る競馬で持ち味を発揮するスピード持続型です。昨年のダービー卿CT以来の騎乗となる横山典弘騎手が、どんな競馬を見せてくれるのか。
ジャンダルム(牡5、池江泰寿厩舎)
前走の東風Sでは1番人気に推されるも、10着に敗退したジャンダルム。初の58kgを背負い、ペースも前半から速い流れで序盤から脚を使い、早仕掛けで3~4コーナーも大外ぶんまわしでは直線で失速するのは無理もないでしょう。年明け初戦のニューイヤーS・1着や、昨年の京成杯AH・3着の実績があるように、中山のマイルは得意な舞台であることは確か。立ち回りの上手さがあり、小回りコースは間違いなく向いている1頭です。引き続き得意の舞台で巻き返しを狙います。
他にも、東風Sを制したストーミーシーや、昨年のエプソムCを制し富士Sでも2着に好走したレイエンダなど、マイル路線で活躍する有力馬が多数揃いました。ダービー卿CTは4月4日(土)に、中山競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時45分の予定。