2018年のキーンランドC(G3)を制したナックビーナス(牝7、杉浦宏昭厩舎)が、4月1日付けでJRAの競走馬登録を抹消したことが明らかになった。同日、JRAが公式ホームページで発表した。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖馬となる予定。
ナックビーナスは2015年10月に東京でデビュー。芝を2戦したあとダートの短距離へ変更するなどデビュー当初は路線が定まっていなかったが、翌年3歳時にはクイーンC・6着、キーンランドC・5着など芝のスプリント重賞路線でも健闘した。
4歳時にはオーシャンSで2着に好走し、同年のキーンランドCでも3着に好走。オーシャンSはその後も毎年出走し、合計で4戦して全てのレースで2着となった。2018年に5歳時で挑んだキーンランドCを優勝し、悲願の重賞初制覇を達成。それ以来勝ち星から遠ざかっていたが、昨年12月に行われたラピスラズリSを勝利し、約1年3ヶ月ぶりの勝利を果たした。今年のオーシャンSでも2着に好走した後、前走の高松宮記念に出走し、14着に敗れた。同レースがラストランとなった。
ナックビーナスは父ダイワメジャー、母レディトゥプリーズという血統。通算成績は37戦8勝。うち重賞は1勝。ナックビーナス号、お疲れさまでした。