【加付式“連番の法則”】マーチSなど先週の回顧・検証

世界はもとより、いよいよ日本、ことに首都圏で本格的パンデミックの域に入ってきた新型コロナウイルス。プロ野球選手からも感染者が出、多くの“笑い”を届けてくれた「志村けん」さんが、発症からわずか12日後の3月29日に死去されるというショッキングなニュースまで飛び込んできた。今のところ騎手や関係者から感染者を出していないJRAは、無観客開催を5週連続開催してくれたが、予断は許さない状況だ。

ただ、昨年JRA(短期免許)で大活躍したオーストラリアのダミアン・レーン騎手が、自国からの“海外渡航禁止”勧告の中、さらには“2週間隔離”の条件でも来日を果たしてくれた。この後、G1皐月賞では“サリオス”への騎乗が予定されているという。競馬開催の継続、そして一日も早い状況の好転、収束を願い、ネット投票で応援し続けよう。

それでは、本題の「先週の振り返り」を。今年に入って降雪らしい降雪もなく冬場を越してきたが、3月末の先週いきなりの降雪により、日曜中山が第2レースで中断。残る第3レース~最終レースまでは、昨日(3月31日・火曜)行われた。中山競馬の集計は、日曜(第2Rまで)と火曜(第3R以降)を同日開催同様に通算して「出現率」等を集計している。

前回まで3週続けてメインレースで「ALL(すべて)連番」が出現してきたが、先週でついに途絶えた。ただ、日曜阪神メイン「六甲ステークス」では、1番人気(10番)と10番人気(9番)の「一組連番」が、また火曜中山メイン「マーチステークス」でも、1番人気(12番)と4番人気(2番)の「同番」が出現。両メインとも3連複・3連単ともに万馬券となった。引き続き、検証結果に納得いただけたら、是非とも試していただきたいと思う。

では、先週の結果を振り返ってみよう。まず、結果は下表のとおり。

3月28日
- 中山 阪神 中京 合計 出現率(%)
ALL連番 0 0 0 0 0
一組連番 3 4 5 12 33.3
同番 2 0 2 4 11.1
合計 5 4 7 - -
出現率(%) 41.7 33.3 58.3 - -
3月29日・31日
- 中山 阪神 中京 合計 出現率(%)
ALL連番 0 0 1 1 2.8
一組連番 4 8 4 16 44.4
同番 1 1 1 3 8.3
合計 5 9 6 - -
出現率(%) 41.7 75.0 50.0 - -

“高確率”を誇る「一組連番」だが、先週は3場合計で「土曜・12回(12/36≒33.3%)」「日曜(+火曜)・16回(16/36≒44.4%)」は、普段に比べるとやや出現回数が少なく、出現率も5割をやや下回った。10万円以上(3連単)の配当は5回あったが、いずれも「一組」にあたる馬番が共に人気薄同士で的中させ難かった感は否めない。その中では、土曜阪神9Rが、3番人気(10番)4番人気(1番)で、唯一上位人気で狙えた「一組連番」だったか。

ただ、10万馬券には届かずとも、日曜阪神メイン「六甲ステークス」では、1番人気(10番)と10番人気(9番)の「一組連番」で、配当は約5万。他1~2番人気との「一組連番」で万馬券は12回出現した。配当10万以下の通常万馬券なら、先週もやはり「一組連番」で十分に狙えた検証結果である。(筆者は、土曜阪神6R、3・4番人気の2頭軸狙いで両脇馬番を抑えて「一組連番」を取れた・・・)。

先週の「同番」は、回数こそ通算7回であったが、その全てが1・2番人気との「同番」。配当も7回中6回が万馬券で、先週は「同番」狙いの向きには“当たり”週であったはずである。前記火曜中山メイン「マーチステークス」では、1番人気(12番)と4番人気(2番)の「同番」で3連複2万、3連単7万となった。また、7回中3回は「同番」でありつつ「一組連番」でもあった(土曜中山4R:12番→11番→2番など)。少額投資で“的中”を狙える一手であろう。

3週続けてメインでも出現してきた「ALL連番」は、先週はまったく“出番なし”であった。全場・全日通して1回しか出現せず、その1回も上位人気決着(1番人気→4番人気→2番人気)で配当は3連単で56倍。先週“一番お勧めの法則”と述べたのに、前週までの反動か・・・狙った向きには申し訳ない結果であった。ただ、“少額投資で大きな配当”を得るのに「お勧め」な馬券術であることには変わりない自信があるので、諦めずに続けて頂きたいし、筆者自身も続けていく。

馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。

近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。是非とも、この「先週の出現確率」を参考に、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。