11日(土)はヴィクトリアマイルへとつながる重要な一戦「阪神牝馬S」が阪神競馬場で開催。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
ダノンファンタジー(牝4、中内田充厩舎)
4/8(水)栗東・CW(良)5F63.0-4F48.8-3F36.9-1F12.1(馬なり)
川田優雅騎手を背に栗東CWで単走。コーナー手前から手応えは良く、直線で強く追われると鋭く伸びてラスト1F12.1と好時計をマーク。外をまわっているが全体時計は速く、動きも半年間隔が空いている割には活気がある。相変わらず行きたがる面は見られるが、川田騎手もうまくなだめており、ブレのないフォームで駆け抜けている。休み明けでも走る馬なので、この内容なら十分。
シゲルピンクダイヤ(牝4、渡辺薫彦厩舎)
4/8(水)栗東・坂路(良)4F52.0-3F37.9-2F24.0-1F12.1(強め)
渡辺薫彦調教師を背に栗東坂路を単走。外ラチ沿いを力強いフットワークで駆け抜けた。相変わらず脚捌きに鈍さはあるが、強く追われてからのフォームはしっかりしており、頭も低く顎もしっかり使えている。1週前はCWで2頭併せで6F87.2-3F39.6-1F12.1をマーク。しまい重点の内容で、直線の反応は抜群だった。その前も坂路を2本消化しており、臨戦過程としては至極順調。絶好の気配漂う。
アマルフィコースト(牝5、牧田和弥厩舎)
4/8(水)栗東・坂路(良)4F51.9-3F37.5-2F24.4-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。外ラチ沿いを駆け抜け、楽な手応えで好時計をマークしている。2Fのラップは速く、良い脚を長く使えている点も高評価。1週前はCW単走で6F82.6-3F37.6-1F11.6とラスト1Fは鋭く反応し、しっかり伸びている。気性面でうるさいところがあったがそれもすっかり無くなり、前走から好状態をキープできている印象。もともと坂路では速い時計を出す馬だが、力は出せる仕上がりにありそうだ。