4月7日、ついに安倍総理大臣から“緊急事態宣言”が、7都府県に発令された。外出や活動の自粛が、さらに厳しく求められる中、JRAでも「本部ビル閉鎖」「職員の感染判明」「厩務員の体調不良(検査結果“陰性”)」など目まぐるしく、様々な事象が発生した。そしてJRAとしても、無観客開催は継続するものの、新たに3つの感染拡大防止策を発表。主には、翌週18日から「オープン(重賞含)、障害競走を除き、競走馬の他ブロック(関東⇔関西)への出走を制限」「障害競走を除き、騎手の土日移動(土曜・阪神、日曜・中山など)禁止」といったもの。
そんな中、いよいよ3歳クラシックシーズンが開幕。無観客、そして日曜阪神は、あいにくの雨模様となったが、例年どおりの美しい桜並木をバックに“第80回 桜花賞”が無事、行われた。GⅠファンファーレ後やゴール後の大歓声が無いのは、騎手・関係者、そしてファンからみてもやはり一抹の寂しさは拭えなかったが、この未曽有の危機の中、なにより無事開催にこぎつけただけで“感謝”するしかない。
では、先週の“連番の法則”を振り返ろう。
前回までのメインレース「5週中4週」で出現してきた「ALL(すべて)連番」だが、GⅠ・GⅡなどすべてのメインレースで再び途切れた。唯一、日曜中山メインの「春雷ステークス(L)」で「同番」が出現したに留まった。ただ、メインレースでの出現率が低調に終わった“連番の法則”だが、その他一般競走では「ALL(すべて)連番」「一組連番」「同番」いずれも多数出現。配当も同法則決着の中から、100万馬券を筆頭に、10万以上の配当だけでも14回を記録した。検証結果に納得いただけたなら、是非とも“連番の法則”を利用しての馬券購入を試していただきたいと思う。
まず、結果は下表のとおり。
- | 中山 | 阪神 | 福島 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 0 | 2 | 4 | 11.1 |
一組連番 | 4 | 4 | 4 | 12 | 33.3 |
同番 | 3 | 2 | 2 | 7 | 19.4 |
合計 | 9 | 6 | 8 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 50.0 | 66.7 | - | - |
- | 中山 | 阪神 | 福島 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 2 | 1 | 5 | 13.9 |
一組連番 | 3 | 7 | 2 | 12 | 33.3 |
同番 | 2 | 0 | 3 | 5 | 13.9 |
合計 | 7 | 9 | 6 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 75.0 | 50.0 | - | - |
いつも通り“連番の法則”の中では最も確率良い「一組連番」だが、先週は全場通して2日間とも約3割強。その分、前週に引き続き「ALL連番」と「同番」が多く出現し、“連番の法則”としては、全場・2日間とも、すべての組で5割を大幅に超えた。
平均5割を誇る「一組連番」としては少なかった週だが、日曜阪神では“6レース連続”を含めて1日で7回出現。配当も、6レース連続中の3レースで大万馬券が発生。第2Rの3連複18万、3連単130万、第3Rの3連単10万馬券は、いずれも“1番人気”との「一組連番」が波乱の立役者となった。第2Rは、1番人気(7番)の連番14番人気(8番)が3着、第3Rでは、1番人気(7番)の連番10番人気(16番)が2着に入った結果であり、1番人気の両脇を抑えることで叶う“易しさ”と“大事さ”を示したと言える。特に、第3Rは、1着も3番人気であったことから“連番の法則”利用で手にし易かった一戦と言えたのではないだろうか。
「同番」の出現回数は、前週を大幅に上回る土日通算12回を記録。前記日曜中山メイン「春雷ステークス」では、1番人気(16番)との同番(5番人気(6番))が3着に入り、18万馬券。他、土曜福島1Rでも「1番人気(14番)が1着」と最も順当な結果ながら、2着に9番人気(4番)の「同番」が入り10万馬券を演出。同番狙いは、3頭目総流し(同レースなら14点)でも3連複万馬券、3連単10万馬券の夢馬券を、少額投資で手に出来る検証結果と言えるのではないだろうか。
その他4回も、すべて万馬券。特に日曜中山10Rは、1・2番人気の「同番(2番、12番)」でありつつ「一組連番(11番)」でもあり、2番人気→1番人気→12番人気決着で、配当は5.7万。同番狙いなら、充分に手に出来たレースであろう。
メインレースでは“出番なし”に終わった「ALL連番」だが、全場・2日間で9回出現。出方も、各場・各日ともほぼ2回ずつ、と平均的に出現した。配当も、万馬券に届かなかった“堅い”決着は、9回中2回。そして、万馬券決着となった7回も1・2番人気からの「ALL連番」が4回、残り3回も3・4番人気からであった。
中でも、日曜中山8Rは注目に値する。2番人気(12番)→15番人気(10番)→3番人気(1番)で、3連複約7万、3連単は約45万配当となった。1番人気こそ絡まなかったが、2・3番人気のいわゆる上位人気馬が2頭絡んでの結果である。このように、12番1番の両脇(10番3番13番)を連番で抑えることで手に出来るのが、「ALL連番」を筆者が“一番お勧め”する法則である所以である。
馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。
「ALL(すべて)連番」「一組連番」「同番」いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、メインレースなどからでもよいので、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。