18日に中山競馬場で行われた「中山グランドジャンプ」に出走したシングンマイケル(セ6、大江原厩舎)が、最終ハードル飛越時に転倒したことで競走中止となり、その後死亡したことが明らかになった。レース後の診断で頚椎関節脱臼が判明した。
シングンマイケルは2017年1月に東京の芝でデビュー。芝で白星を挙げれぬまま同年の12月に舞台を障害へ移し、障害3戦目にして初勝利を挙げた。その後は順調にクラスを上げていき、昨年6月に出走した東京ジャンプSを勝利し、重賞初挑戦にして初勝利を挙げた。続けて東京ハイジャンプを勝利すると、G1中山大障害を制しG1初制覇・重賞3連勝の快挙を果たした。
前走の阪神スプリングJでも2着に好走し、今回出走した中山グランドジャンプでも王者オジュウチョウサンに次ぐ2番人気に推されていた。
シングンマイケルは父シングンオペラ、母ジェヴォーナという血統。通算成績は23戦6勝、うち重賞は3勝。2019年はJRA賞最優秀障害馬を受賞。シングンマイケル号のご冥福をお祈りします。