JRAマイラーズC(2020)はインディチャンプの相手選び

10年近く1番人気が勝てていませんでしたが、昨年単勝オッズ1.3倍に推されたダノンプレミアムが優勝し、ようやく1番人気が勝てないジンクスを打ち破りました。

例年混戦ムードになりやすく、1番人気の信頼度はそこまで高くなりにくいレースですが、今年も昨年に続き1倍台に推されそうな1番人気の有力候補が出走します。

昨年の安田記念とマイルCSを優勝したマイル王者のインディチャンプです。

前走の中山記念は4着に敗れましたが、斤量58キロで馬体重もプラス16キロという条件を考えれば勝ち馬と0.4秒差の4着は十分健闘していますし、もともと休み明けはそこまで走らない馬です。一回叩いての根幹距離となる今回は絶好の舞台と言えるでしょう。

昨年は4着に敗れておりますが、昨年は久々だったことに加えて苦手なスローペースとなり、十分に力を発揮できなかった印象があります。逃げ・先行勢がある程度揃っている今回は崩れることはなさそうです。

ということで軸はインディチャンプで間違いなさそうですが、問題となるのは相手選びの方でしょう。波乱傾向が強い一戦で1倍台に推されそうな人気馬を軸にとなると、馬券の組み立てもかなり難しくなります。なるべく絞って狙っていく必要があるでしょう。

そこで今回相手候補に一番オススメしたいのはレッドヴェイロンです。

前走の東京新聞杯では1番人気に支持されますが、9着敗退と期待を裏切る結果に終わってしまいました。エンジンの掛かりが遅いので多頭数のスローペースは合わなかった印象がありますし、直線でもライン上に他馬が張り出してきてしまい、進路を失って追えなかった兼ね合いもありました。

それでも勝ち馬と0.5秒差なら、評価を極端に下げる必要もないように思えます。今回は先にも述べた通り先行馬がある程度揃っているのでペースは流れそうですし、2ヵ月半ぶりをひと叩きされた今回は良化も期待できそうです。

安田記念へ向かうにはここを最低でも2着以上に好走する必要があり、仕上がり度合いと本気度も高いはずです。穴馬とまではいきませんが、前走の大敗で妙味も出てくる可能性はありそうで相手候補には丁度よい1頭ではないでしょうか。

ということで、今年のマイラーズCはインディチャンプを軸に、相手にはレッドヴェイロンという馬券で挑みたいと思います。