10日は東京競馬場で春の3歳マイル王決定戦「NHKマイルC」が開催されます。様々な路線から有力3歳馬が集う注目の一戦です。今回は出走を予定している競走馬の中でもとくに人気が集まりそうな有力馬3頭をピックアップしてみました。

レシステンシア（牝3、松下武士厩舎）

阪神JF・1着、桜花賞・2着とマイルG1戦線で活躍するレシステンシア。オークスではなくNHKマイルCを選択してきたのは、やはり未知の東京2400mよりもマイル実績のあるこちらに分があるというのが陣営の見立てでしょう。阪神JFは逃げ切り勝ちで、前走の桜花賞も重馬場の中番手から進めて2着に粘っている快速牝馬。前が有利になりやすい春の東京が舞台なら初コースでも十分に戦えるでしょう。

サトノインプレッサ（牡3、矢作芳人厩舎）

出世レースの毎日杯を快勝し重賞初制覇を達成したサトノインプレッサ。前走は最後方からの競馬となりましたが、直線では内目から素質馬アルジャンナを突き放す形でしぶとく伸びて快勝する強い内容でした。重たい馬場でも高いパフォーマンスを披露してきておりタフな馬場をこなせることは証明済みで、高速馬場の東京へのスピード対応がカギとなりそうです。武豊騎手も絶賛する良血馬で、勢いそのままにG1制覇を狙います。

タイセイビジョン（牡3、西村真幸厩舎）

朝日杯FS・2着のタイセイビジョンは前走のアーリントンCを優勝し早くも重賞2勝目を達成。東京コースは京王杯2歳Sを勝っている舞台で適性は問題なさそうですし、直線の長い広いコースは合っている印象があります。アーリントンCを叩いてから本番へ向かうローテーションも予定通りで、その前走をしっかりと勝って駒を進めてきており、弾みも付いています。ひと叩きされた上積みも見込めますし、好条件の多い1頭です。

他にも、ニュージーランドTを勝利したルフトシュトロームや、スプリングS・3着のサクセッションなど、好メンバーが揃いました。NHKマイルCは5月10日（日）に、東京競馬場の第11Rで実施。発走時間は15時40分の予定。