春の牝馬マイルチャンピオンを決める「ヴィクトリアマイル」がいよいよ開催。各馬が最終追い切りを行い、同レースへ向けた最終調整を終えてきた。今回は、中でも追い切りの評価が高いと判断した馬3頭を紹介したい。
アーモンドアイ(牝5、国枝栄厩舎)
5/13(水)美浦・南W(良)5F64.1-4F49.6-3F36.5-1F12.4(馬なり)
三浦騎手を背に(レースはC.ルメール騎手)美浦南Wで3頭併せ。僚馬のハヤヤッコ(OP)を8馬身、クロスキー(未勝利)を6馬身先行させ、コーナーで最内から差を詰めると、直線は軽く気合いをつけられると鋭く反応し、強めに追われたパートナー2頭を相手に馬なりのまま併入。余力はたっぷりあったが5F63.8はこれまでの自己最速を0.9秒も上回る好時計。出来の良さを示す好内容の追い切り。
サウンドキアラ(牝5、安達昭夫厩舎)
5/13(水)栗東・坂路(良)4F51.6-3F37.7-2F24.6-1F12.3(馬なり)
松山騎手を背に栗東坂路を単走。馬場の内めを活気良く駆け抜け、好時計をマーク。脚の回転も速く、動きもキビキビとして追えばまだまだ伸びそうな手応え。1週前は坂路単走で4F53.5-3F38.4-2F25.2-1F12.5をマークしており、動きもまだ重たそうなところがあった。最終は時計も動きも良化しており、前走時の4F53.2と比べても良化している。前走も状態は良かったが、今回も好気配。
ビーチサンバ(牝4、友道康夫厩舎)
5/13(水)栗東・CW(良)6F80.5-5F65.2-4F50.6-3F36.8-1F12.2(馬なり)
栗東CWを単走。馬場の内めを駆け抜け、直線は軽く追われると鋭い加速を見せて1F12.2の好時計をマーク。リズムも良く飛びもフォームも非常に綺麗でありながら力強さを感じさせるフットワーク。1週前はCWを2頭で併せて相手には遅れたが、6F81.6-5F66.0-4F51.4-3F37.2-1F11.6と終いは抜群の伸びを見せた。1週前は鞭も入って一杯に追われており、しっかり負荷がかけられている。最終は馬なりでも抜群の時計と動きを見せており、万全の態勢が整った。