JRAスプリングC(2020)雨でもOK!穴馬は重馬場適性の高いあの馬?

昨年は同レースをレコードで制し、スプリンターズSも快勝し晴れてG1馬となったタワーオブロンドンが今年も参戦するということで、人気の中心はこの馬となりそうです。

前走の高松宮記念は1番人気ながら12着敗退と大きく崩れましたが、タフな重馬場で条件が悪かったことが大きな敗因と言えそうです。昨年勝っている得意舞台へ戻るここは巻き返しの期待は十分といったところですが、今週東京は土曜の朝から雨の予報となっています。稍重までなら勝ち負けになりそうですが、瞬発力が削がれる重馬場以下なら今回も信頼し過ぎるのは危険かもしれません。

それでは逆に馬場が渋った時に狙いたい馬はいるかと考えた時、狙いたい馬が1頭おります。その馬はストーミーシーです。

2走前の東風Sを勝利していますが、馬場は稍重でレースでは終始馬場の悪いインを走りながらも好位から抜け出し快勝。外差し有利の馬場でペースも速いという不利な条件をものともせずに勝てたのは高く評価するべきでしょう。時計の速い決着や高速馬場に縁がないのは持ち時計を見ても明らかで、時計のかかる馬場でこそ狙いたい1頭と言えるでしょう。

ただ、前走のダービー卿CTではハイペースの中先行して早めに仕掛けるも、最後は垂れて7着敗退という内容でした。東風Sと同じような競馬で勝ちを狙ったのかもしれませんが、出してすぐに息を入れて最後も他馬の動き出しを待てる余裕があった東風Sと違い、今回は逃げた馬について行き過ぎて仕掛けも早すぎたといった具合に、少々気持ちが前に出すぎた感がありました。

ただ、もともと追い込み一辺倒だった馬が近2戦でスタートが見違えるほどに良くなったのは大きなプラスであると感じますので、あとは中団からの競馬も選択肢にいれながらしっかり息を入れることを意識すれば、最後は見せ場を作れるのではないでしょうか。

堅実な末脚は持っているので直線の長い東京コースは大歓迎ですし、雨で馬場が重くなればいつも以上のパフォーマンスを発揮してくれるはずです。7歳という年齢や実績的にも伏兵的な立場での参戦となりそうで、妙味もたっぷりある1頭であると感じます。

ということで、馬場が渋る可能性が高い今年のスプリングCはストーミーシーをしっかりおさえておこうと思います。