今年はロードレガリスとスワーヴアラミスの2頭の新勢力が、ダート重賞路線の常連であるゴールドドリームとオメガパフュームに挑むような構図が見どころの一つとなりそうです。
地方交流を含むG1・5勝という実績をほこるゴールドドリームと、G1・3勝のオメガパフュームの2頭が実績的には抜けていますが、それぞれそれなりの不安材料があり、他の馬にも付け入る余地は十分ありそうです。
ゴールドドリームは近2戦で凡走しており、7歳という年齢もあり、かつての勢いを失ってきた印象も出てきました。オメガパフュームもG1・3勝の実績はあれど、全て地方の大井でのもので、中央の実績はそこまでです。昨年は同レースで3着に好走しているので大きく崩れることはなさそうですが、最も重たい59kgを背負って勝ち切るのは難しいかもしれません。
ということで、今回は実績よりも勢いのある馬から狙ってみたいと思いますが、目下の勢いで目を引いているのがロードレガリスです。
中央の芝では勝ち上がれず、昨年春にダートに転身したハーツクライ産駒です。転身後は全て3着内に好走しており、現在6連勝中とダート戦で才能を開花させています。重賞は今回が初挑戦となりますが、前走のアルデバランSではマーチSを制したスワーヴアラミスとの叩き合いを制して勝利しており、重賞級の力は十分に感じます。京都コースは4連勝中で舞台適性も高く、前走と同じ斤量56kgで挑める点も好材料です。
また、ゴールドドリームやオメガパフュームにとってここは帝王賞への叩き台とも見れますが、賞金を加算したいロードレガリスにとってはより本気度の高い一戦になると言って良いでしょう。
京都巧者で、斤量も軽め、本気度の高さと目下の勢いを考えると、ここで初の重賞タイトルを手にしても驚けない1頭であると感じます。ということで、今年の平安ステークスは、ロードレガリスを本命視した馬券で勝負したいと思います。