スピード自慢の3歳が集うスプリント重賞「葵ステークス」が開催。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ビアンフェ(牡3、中竹和也厩舎)
5/27(水)栗東・坂路(良)4F51.1-3F37.3-2F24.3-1F12.3(一杯)
藤岡佑介騎手を背に栗東坂路を単走。馬場の真ん中を警戒に駆け抜け、見せ鞭の合図でラスト1Fも12.3と鋭く伸びた。4F51.1-1F12.3はこの日の2番時計で、自己ベストを更新する好時計。1週前も藤岡騎手を背に栗東坂路で強めに追われて4F53.2-3F38.1-2F24.8-1F12.5の好時計をマークしており、ソフトな仕上げだった前走よりも良化を感じる。馬体も大きくなり、走りにも力強さが増した。絶好の気配漂う。
エレナアヴァンティ(牝3、宗像義忠厩舎)
5/27(水)美浦・坂路(やや重)4F52.7-3F38.3-2F24.8-1F12.7(馬なり)
美浦坂路を2頭併せ。僚馬アストンクリントン(未勝利)を先行させ、コーナーで差を詰めると直線で併せて1馬身先着した。軽めの調整ながらも坂路で4F52.7-1F12.7は自己ベストを更新する好時計。1週前は美浦南Wで5F68.2-1F12.2をマークして僚馬に併入。馬なりでもしっかり伸びており、しっかりと速い加速ラップをふめている。乗り込み量も申し分なく、仕上がりは良好。
アルムブラスト(牡3、高橋文雅厩舎)
5/27(水)美浦・坂路(やや重)4F52.8-3F37.7-2F24.4-1F11.9(強め)
丸山騎手を背に美浦坂路を単走。馬場の外を馬なりから進めてラストは強めに追われて11.9の好時計をマーク。直線序盤でやや左にモタれるところがあったが、すぐに立て直しまっすぐ駆け抜けた。首の使い方は以前から課題としてあったが、追われてからの反応と動きは良く、時計も優秀で良い上昇度。チャンスはある。