中央競馬の発展に多大な貢献のあった競走馬の功績を讃えるJRA顕彰馬に、2020年度はキタサンブラック号が選定されたことが明らかになった。9日、JRAが公式ホームページで発表した。
記者投票で得票数158票を獲得(得票率80.6%)し、選考基準である投票者数(記者196名)の4分の3以上(147票以上)の票獲得を達成した。なお、顕彰馬選定に伴う記念競走等については、後日改めて発表される。関係者によるコメントは以下の通り。
有限会社大野商事(北島三郎オーナー)
「この度は顕彰馬に選出いただきまして、大変嬉しく心より御礼を申し上げます。振り返れば、キタサンブラックと過ごした3年間は夢のような時間でした。表彰式に向かうターフの上で、満員のお客様より多大なる声援をいただいた情景を思い出すと今でも胸が熱くなります。そして清水調教師、北村騎手、武騎手をはじめ、キタサンブラックに携わっていただいた全ての関係者の方々にあらためて感謝を申し上げます。一日も早く新型コロナウイルス感染拡大が収束し、来年デビューするキタサンブラックの産駒に競馬場で会えることを楽しみにしております。最後になりますが、競馬関係者並びに競馬ファンの皆様の安全と健康を祈念いたします。」
清水久詞調教師
「この度はキタサンブラック号を顕彰馬に選出していただき、大変光栄に思います。ありがとうございます。明け3歳のデビューから3年間、怪我や病気もせず、こちらが組み立てたローテーションを一度も休むことなく無事に走り続け、GⅠ7勝と素晴らしい成績を残し、オーナーをはじめ、私自身、厩舎スタッフ、ブラックをサポートしてくださった方々、多くの声援をいただいたファンの皆様に感動を与えてくれました。調教師として、これだけの名馬に出会えたことは感謝であり、これからも精進してまいりたいと思います。そして、種牡馬としても丈夫で強い子供達を送り出してくれることを願っています。」
JRA公式HPより
参考:JRA