今年のユニコーンSは、圧巻の内容で2連勝を果たしているカフェファラオが人気の中心となりそうです。
今回と同舞台の前走ヒヤシンスSでは、スタートでの大出遅れを挽回して危なげなく差し切る強い内容でした。ただ、勝ち時計はそこまで早くはないので人気ほどの信頼感はないようにも思えます。
今回有力視しているのは、東京のダートマイルの適性が高い1頭タガノビューティーです。
デビュー2戦はダートでしたが、3戦目は芝のG1朝日杯FSに出走し、9番人気ながら4着に健闘しました。年明け初戦のシンザン記念では6着に敗れ、再びダートの舞台へ戻ってきました。
2走前のヒヤシンスSでは2着に好走し、前走の青竜Sでも3着と近2戦は東京のダートマイルで善戦しているように、ここはベスト舞台と言って良いでしょう。
ヒヤシンスSではカフェファラオに敗れましたが、上がりは最速で34秒台と3歳にしては圧巻の時計です。下り坂の3コーナーと直線に急坂がある東京コースなら、序盤でしっかり脚を溜めることさえ出来れば前を捉えることができるでしょう。
基本は大外ぶんまわしの馬ですが、それでも安定して好勝負に持ち込んでくる馬なので、今回も逃げ馬候補のレッチェバロックが飛ばしてそれを早めに捕まえに行くという展開にでもなれば、突っ込んでくる可能性は十分あると考えます。
情報量が少ないカフェファラオよりも、舞台適性の高さや走りの安定感を見せてきているタガノビューティーの方が軸馬としての信頼度は上と見て同馬を中心視した馬券で挑みたいと思います。