上半期の砂の王者を決める「帝王賞」がいよいよ大井競馬場で開催されます。今回集まった出走馬16頭中、JRA勢は7頭。そして7頭中6頭がG1馬という豪華なメンバー構成となっており、やはり今年もJRA勢が幅を利かせております。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。
オメガパフューム(牡5、安田翔伍厩舎)
昨年の帝王賞の勝ち馬オメガパフュームは今年も参戦。その後もJBCクラシック・2着、東京大賞典・1着、平安S・1着とダート重賞戦線で活躍しています。前走の平安Sではゴールドドリームを封じて勝利しており、能力は上位。大井との相性も抜群で、これまで4回走って3勝、2着1回で連対率は100%です。得意舞台のここは高いパフォーマンスが期待されます。
クリソベリル(牡4、音無秀孝厩舎)
昨年は兵庫チャンピオンS、ジャパンダートダービー、日本テレビ盃、チャンピオンズSとダート重賞戦線を4連勝と絶好調のクリソベリル。前走は初の海外挑戦となったサウジCで7着に敗れましたが、国内では負け無しです。予定していたドバイワールドCは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、海外プランは今年は断念。無敗の国内で改めて復権を目論みます。
ルヴァンスレーヴ(牡5、萩原清厩舎)
2018年のジャパンダートダービー、マイルチャンピオンシップ、チャンピオンズカップとダートG1・3連勝を果たしたルヴァンスレーヴ。その後は脚部不安で長期休養を余儀なくされ、前走のかしわ記念で1年5ヶ月ぶりに実戦復帰しました。結果は5着に敗れましたが、久々ということもあり、4コーナーで手応えが怪しくなってました。2戦目で良化が期待されるここは好勝負が期待されます。
他にも、JBCクラシックと川崎記念を制したチュウワウィザードや、フェブラリーSとかしわ記念で2着に好走したケイティブレイブなど、ダート重賞戦線で活躍する有力馬達が揃いました。帝王賞は6月24日(水)、大井競馬場の11Rで実施。発走時間は20時05分の予定。