【加付式“連番の法則”】ユニコーンSなど先週の回顧・検証

政府は19日から、「他の都道府県への移動制限を全面解除」し、東京都も「すべての業種への休業要請を解除する」とした。また、プロ野球も約3ヵ月遅れて開幕。開催を続けてきた競馬同様当面無観客となるが、他のスポーツやイベントなども含め、一時全面ストップした日本全体の活動が少しずつ、動き始める。第2波にも備え、形を変えた新たな取り組みや試行錯誤の下で・・・。

さて先週の開催でも、偉大な記録がまたひとつ。前々週にJRA通算20,000回騎乗という大記録を打ち立てた横山典弘騎手が、土曜東京7Rに今度はJRA通算2,800勝という節目の大記録を達成。この記録もまた、史上3人目、現役では2人目となる偉大な記録である。

先週もGⅠレースはお休みとなったが、東京で3歳ダート重賞「第25回 ユニコーンステークス(GⅢ)」、函館でサマースプリント・シリーズ開幕戦となる「第27回 函館スプリントステークス(GⅢ)」が行われた。その両重賞で、連番の法則「同番」組み合わせ決着となった他、先週は土日3場メイン競走すべてが連番の法則で決着。10万超配当も全メイン6レースの内、2レースで記録。その他、10万に届かなかった配当もかなりの高配当メインの週となった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。

6月20日
-東京阪神函館合計出現率(%)
ALL連番12038.3
一組連番7862158.3
同番10012.8
合計9106--
出現率(%)75.083.350.0--
6月20日
-東京阪神函館合計出現率(%)
ALL連番02138.3
一組連番7762055.6
同番202411.1
合計999--
出現率(%)75.075.075.0--

先週は、土曜日曜3場合計72レース中、出現確率No.1の「一組連番」が41レース、「ALL連番」が6レース、「同番」が5レースといった出現回数。「ALL連番」「同番」組み合わせは、ほぼ平均回数だったが、特筆すべきはやはり「一組連番」。土日ともに、いつにも増して多く出現した。各日ほぼ20回ずつと平均的に多数出現し、配当面でも全41回中万馬券34回を数えた。「ALL連番」「同番」組み合わせも平均的出現数だったことを加えると、先週の連番の法則全体出現率はいつにも増して高く、東京で土日ともに「75.0%」、阪神が土曜「83.3%」日曜「75.0%」、一番低かった函館でも土曜「50.0%」日曜「75.0%」の高出現確率を残した。

多数出現の「一組連番」は、前記のように配当もほとんどが万馬券。10万超も7回出現し、内5回が当コラムで注目としている3~5番人気との「一組連番」。3~5番人気の3頭から軸に据える馬が的中すれば、両脇馬番を抑えることで先週も10万超馬券を手にできる確率はグンと上がったはずである。残る27回の1桁万馬券にしても、実に22回は1・2番人気との「一組連番」であった。先週のように多数出現した週には、10万超を逃しても1・2番人気両脇馬番を抑え、万馬券を数多く的中させる快感を味わってもらいたい。

「同番」組み合わせは、土曜は東京で1回のみとなり、土曜に「同番」をトライされた方には不運だったか。その反動か、日曜には東京・函館で2回ずつ出現。前記日曜メインの両重賞も「同番」決着で、ともに1番人気との同番が波乱を演出。「ユニコーンステークス」は、1番人気16番カフェファラオが人気通りの強さを見せて完勝。2着も3番人気デュードバンとなったが、3着に11番人気6番ケンシンコウが入り、3連複・3連単ともに万馬券。また「函館スプリント」では1番人気6番ダイアトニックが人気に応え勝利し、3番人気ジョーマンデリンが3着に入ったが、2着に10番人気の16番ダイメイフジが入りさらに高配当。3連複・3連単ともに万馬券、3連単は645倍配当となった。メイン以外の「同番」決着も、それぞれ1・2番人気との「同番」で、配当は東京12Rが840倍、函館6Rが750倍となった。

なお、ユニコーンステークス優勝のカフェファラオは、本年9月に延期となったアメリカ・ケンタッキーダービーへの出走選定ポイントで、夢の舞台にまた一歩近づいた。

最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、土日で全6回出現。配当面での「10万超」は、土曜阪神7レースの1回で、注目3番人気5番人気がともに絡んだ。残る「ALL連番」は、日曜阪神3レース、4レースの連続出現をはじめ、6回中4回が1番人気絡みの「ALL連番」で出現した。3~5番人気に注目するとともに、1番人気からの「ALL連番」にも注意を向けておいていただきたい。

馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。

高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」。いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。そして特に大きな配当を目指すなら、注目すべきは「3~5番人気」からの組み合わせ。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。