九州では記録的な大雨となり、岐阜県や長野県でもこれまでに経験したことのないような大雨となった。現在梅雨前線が九州付近に停滞しており、週末は梅雨前線が本州付近に停滞しそうな気配がある。まだまだ梅雨前線の活動は活発な状態が続きそうだ。
今週からはいよいよサマー2000シリーズ開幕戦の「七夕賞」が福島競馬場で開催されるが、福島も週末は雨の予報となっており、馬場への影響も気になるところだ。今回は残念ながら馬場を考慮した予想ではなく、毎度のごとくサイン理論で予想を展開していきたいと思う。
今週多かったニュースや時事ネタからサインを探すなら、この“記録的な大雨”がサインとなりそうだ。
動きの遅い低気圧が原因で梅雨前線が停滞し、その影響で猛烈な雨が各地で降り続けている。とにかく低気圧が過ぎ去るのを願うしかないが、その願いも込めて英語で“過ぎ去る”という意味を持つ「パッシングスルー」をサイン馬として注目したい。
パッシングスルーは昨年秋に紫苑Sを制し、重賞初制覇を達成。今年の春はエンプレス杯でも3着に好走し、2000m前後の重賞で活躍しているルーラーシップの4歳牝馬だ。前走はマイルのマリーンCで1番人気に推されながら9着に敗れたが、2000mに戻る今回は巻き返しも期待されるだろう。
天気関連だと、南よりの風が強く吹いており、雨が降れば横なぐりの雨になるということで“風”にも注目だ。英語に“ウィンド(風)”という言葉が入っている「エアウィンザー」もサイン馬として注目したい。
2018年のチャレンジC以来勝利を挙げることが出来ておらず、今年初戦の新潟大賞典は9着、鳴尾記念は10着と近走も凡走が続いている。ただ、昨年は大阪杯でも5着に好走しており、実力の高さは見せている。近走の内容からも今回は伏兵的な存在となりだが、復活に期待してみてもいいかもしれない。
ということで、今回はパッシングスルーとエアウィンザーの2頭をサイン馬として注目したい。今回もコジツケばかりでかなり無理やりな予想となってしまったが、色んな予想の楽しみ方があるという事でご容赦いただきたい。