ダートの短距離重賞「プロキオンS」へ向けて、各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
サンライズノヴァ(牡6、音無秀孝厩舎)
7/8(水)栗東・坂路(不良)4F53.7-4F39.2-2F25.5-1F12.6(馬なり)
松若風馬騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。僚馬アードラー(オープン)の外から併せて、鞭も入って一杯に追われた僚馬を馬なりのまま楽な手応えで2馬身突き放す好内容。ゴール前で軽く追われた程度でもラスト1Fは12.6をマークし、不良馬場の坂路でこの時計なら上々。1週前は栗東坂路で4F51.9-1F13.0と全体時計は良いが、ラストはややフォームも乱れており併せた馬にも遅れていた。ただ、もともと追い切りは派手に動く馬ではなく、最終ではしっかり良化を見せており、態勢はきっちり整ったようだ。
レッドルゼル(牡4、安田隆行厩舎)
7/8(水)栗東・坂路(不良)4F56.0-4F39.8-2F25.0-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。序盤はゆったりでしまいの反応を確かめる程度の内容だったが、雨の中ラスト1Fは12.2としっかり伸びた。不良馬場でもフットワークは滑らかで、馬場の真ん中をブレずに駆け抜ける好内容。1週前は坂路で強めに追われて4F53.4-1F12.3としっかり時計を出しており、負荷はかけられている。1度使って息も出来ており、2ヶ月ぶりを叩かれた効果は大きそうだ。順調な調整過程を踏んでおり、好気配。
トップウイナー(牡4、鈴木孝志厩舎)
7/8(水)栗東・CW(不良)6F83.8-5F67.5-4F52.5-3F38.9-1F12.6(馬なり)
栗東CWコースを2頭併せ。僚馬レオンコロナ(2勝クラス)を追走し、直線は内から並びかけ、馬なりのまま余力たっぷりに併入した。馬なりでも鋭い反応で、軽快なフットワークで最後まで余力十分の走り。1週前は栗東CWコースで一杯に追われて6F83.0-1F11.9をマークしており、併せた馬には遅れたが動きは力強く状態の良さがうかがえる。連闘で挑んだ前走を快勝しており、今回も中5週と休まず出してきたということはよっぽど具合が良いのだろう。