武邦彦氏(77)、死去。武豊、武幸四郎の父

武豊騎手(47)と弟の武幸四郎(37)の父であり、元JRA騎手、調教師でもあった武邦彦氏が亡くなりました。77歳でした。

騎手だった頃の中央成績は1163勝、72年にはダービーをロングエースで制し、73年に菊花賞をタケホープで制するなどして重賞を80勝を挙げており、「ターフの魔術師」という異名を持つほどに有名な騎手でした。騎手を引退してから87年に調教師として厩舎を開業し、厩舎で中央通算4193戦375勝、内重賞18勝を挙げて09年に調教師を引退しました。

騎手として、そして調教師として好成績を残してきた武邦彦氏。筆者は現役時代の騎乗を見ていないので偉そうに多くを語れませんが、この人なくして今の日本の競馬はないという事だけは分かります。

三男は武豊騎手、四男は武幸四郎騎手。今の競馬界を引っ張る現役騎手を育て上げた父としても多大なる貢献をした武邦彦氏。心からご冥福をお祈りします。