今年は10年ぶりの阪神開催となるプロキオンステークス。リピーターの活躍も多く、昨年2着のミッキーワイルドや、4着のサンライズノヴァ、9着のサクセスエナジーなど昨年の出走馬も多数参戦しています。
ただ、今年は阪神での開催ということで、昨年とは違った適性が求められそうです。とくに阪神コースの適性は考慮したいところです。
ということで、今回注目馬に挙げたいのは、近2戦阪神コースを連勝している、レッドルゼルです。
前走の天保山Sではサヴィの2着に敗れましたが、出遅れても道中ポジションを上げていき、しっかり伸びて2着に好走する好内容でした。
堅実さがある馬で、これまで馬券圏内を外したのは、昨年4月の端午S・7着だけと安定しています。阪神のダートコースは3戦して2勝、2着1回で連対率は100%と好成績です。
ひと叩きされてここへ駒をすすめてきたというローテーションも良く、前走以上のパフォーマンスも期待できそうです。2走前のコーラルSでは斤量差があったものの、サクセスエナジーを破っており、重賞級の能力があることは確かと感じます。
そのサクセスエナジーは今回斤量も前走から1kg減で、実績的に考えても上位人気の一角となりそうですが、阪神よりも京都の方が向いている印象で父サンデー系のコース成績もいまいちなため、コースが阪神となる点は同馬にとってはマイナス材料となりそうです。ここでもレッドルゼルがサクセスエナジーを降す可能性は十分あるでしょう。
最終追いきりでは不良馬場でも滑らかなフットワークを踏めており重馬場も問題なくこなしてくれそうな気配があります。実際、雨で不良馬場だった前走の天保山Sでも後方から進めて2着に好走しており、濡れた砂をかぶっても苦にしない強みがあります。
ということで今年のプロキオンSは、レッドルゼルを本命軸馬とした馬券で勝負したいと思います。