今週からは新潟競馬が開催。国内唯一の直線1000mが舞台となる重賞であり、新潟競馬の風物詩でもある「アイビスサマーダッシュ」が開幕週を飾る。
近年はCBC賞の勝ち馬が好走傾向にあるが、今年は13番人気のラブカンプーが逃げ切り勝ちを果たし、波乱を演じる勝ち方であった。51kgの軽ハンデで馬場もスピードを生かせる馬場であったこともあり、久々の逃げの手がハマった。
今回は韋駄天Sでも手綱を握った藤田菜七子騎手が騎乗ということで一定の人気は集めそうな気配がある。
その韋駄天Sでは初コンビながらも流れに乗って勝ち馬とは0秒6差の7着と悪くはない内容。もともと気持ちの難しいところがある馬なので、当たりが柔らかくスマートも上手い藤田騎手なら上手くエスコートしてくれそうだ。ブリンカーの効果もありそうで、しっかりスイッチが入れば強い馬ではある。
とは言え、今回斤量が56kgと一気に重くなる点はネックとなるだろう。前走はハマっただけと見るなら、ある程度の強敵が揃った中でも人気を集めそうな今回は狙い難いというのが正直な見解だ。買い時は前走、今回は手を出さないのが正解か。
と頭では分かっていても、復活気配を見せたかつての夏女ラブカンプーに、新潟の直千競馬は8勝と十分な実績があるアイドルジョッキー藤田騎手が騎乗となれば、応援したくなるのが競馬ファンの性(さが)というものだ。応援馬券の域を超えない程度には買ってもいいかもしれない、と想う筆者であった。