新潟競馬の風物詩「アイビスサマーダッシュ」へ向けて、各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ラブカンプー(牝5、森田直行厩舎)
7/22(水)栗東・坂路(重)4F52.8-3F38.6-2F25.5-1F13.0(強め)
栗東坂路を2頭併せ。僚馬ダイメイプリンセス(オープン)を後ろに置き、直線で外から馬体を併せると、ラスト1Fはしっかり追われて13.0秒をマーク。僚馬には1馬身半差遅れたが、体重の重たそうな助手を背に速めの時計を出してこの時計なら十分と言えよう。1週前は坂路を馬なりで4F53.7-1F15.0と軽めの内容だったが、最終は前走時以上に負荷がかけられている。もともと追い切りはそこまで動かない馬だったことを考えると今回は動いている方で、仕上がりは上々。
ナランフレグ(牡4、宗像義忠厩舎)
7/22(水)美浦・南W(やや重)5F69.6-4F53.1-3F39.1-1F12.1(馬なり)
丸田恭介騎手を背に美浦南Wで2頭併せ。僚馬ナンヨーアイゼン(未勝利)を2馬身追走し、内から差を積めて直線は手応え良く伸びて半馬身先着した。前半はゆったりと進めてしまいを伸ばす内容で、ラスト1Fも12.1秒と好時計をマーク。1週前も南Wを馬なりで4F54.2-1F12.5をマークし、半マイルから加速に入り、直線は外ラチ沿いを一気に伸びていく内容。決め手に鋭さが増しており、好気配。
イベリス(牝4、角田晃一厩舎)
7/22(水)栗東・坂路(重)4F54.2-3F39.0-2F24.9-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の外側を楽に上がっていき、フットワークもブレることなく真っ直ぐに駆け上がり、馬なりのままラストは1F12.2秒の好時計をマークしてフィニッシュした。追い切りではよく動くタイプの馬だが、中間は速い時計を何本も出しており、力は十分に出せる状態まで仕上がっている印象。CBC賞は除外となったが、追い切りのパフォーマンスは落ちておらず、馬のテンションも落ち着いている。問題はなさそうだ。