【新潟ジャンプS予想2020】秋の障害G1を占う一戦!フォイヤーヴェルクやケイティクレバーなど出走予定馬を考察

平地競走用の芝コースに可動式の置き障害を設置して行われる「新潟ジャンプステークス」が今週土曜、新潟の8Rで開催されます。秋の大一番である中山大障害へ大きな弾みをつけたい一戦で、秋の障害G1を占う上でも見逃せない一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみたので、各馬を考察してみたいと思います。

フォイヤーヴェルク(牡7、池江泰寿厩舎)

昨年は芝の長距離路線を主戦場としていましたが、今年の初戦は福島の障害レースに出走し、障害へ転身。初戦は3着でしたが、2戦目の新潟の障害レースで障害初勝利を挙げると、続く福島の障害オープンを快勝し、障害レースを連勝しました。前走はスタートも良く、飛越も上手く、この3戦は全て上がり最速をマークしており、ここへ来て障害レースで開花した感があります。今回初の重賞戦となりますが、今の勢いなら悲願の重賞初制覇も有り得そうです。

ケイティクレバー(牡5、杉山晴紀厩舎)

昨年10月に障害へ転身し、初戦の京都障害レースを3馬身差で快勝しました。その後は芝のアンドロイドSに出走しますが、9着に大敗。今年は初戦から障害レースに専念し、初戦の京都障害レースでは5着に敗れるも、2戦目の京都障害を3馬身差で快勝すると、続く東京の障害オープンも5馬身差の圧勝。しかし、前走の東京ジャンプSで障害重賞初挑戦するも、12着と大敗でした。前が崩れる結果となった前走は致し方ないという見方もでき、有力馬のトラストを意識しすぎた感もあります。前で競馬が出来る強みはあり、今回巻き返しが期待されます。

メドウラーク(牡9、橋田満厩舎)

昨年障害へ転身し、順調に障害レース界で好走し続けているメドウラーク。昨年9月の阪神ジャンプSを勝利し、障害重賞初勝利を挙げました。12月の障害G1の中山大障害では6着に敗れましたが、今年初戦のペガサスジャンプSでは勝ち馬とは離されましたが、2着に好走。前走の中山グランドJでは右前肢跛行のため、3周目4コーナーで競走を中止しました。その後は稽古も順調にこなし、今回が復帰戦となります。G1では壁があるも、能力は重賞級と言える1頭です。このメンバーなら上位争いは必至か。