【加付式“連番の法則”】アイビスサマーダッシュなど先週の回顧・検証

新型コロナウィルスのいわゆる「第2波」の感染拡大が懸念される中、開催場での無観客は引き続いているが、JRAは20日「7月25日以降、先に再開したウインズなどに加えて、新たに9つのウインズ・パークウインズ・J-PLACEを再開する」と発表した。発売内容や営業時間など、制限はあるものの「発売・払戻」が行われる場所が、少しずつ戻りつつある。

また文部科学省からは21日、令和元年度の「スポーツ功労者顕彰」としてJRA・中央競馬から「武豊騎手と中村均元調教師の二人を選出」と発表された。同顕彰者は、プロスポーツ史上「特に優れた成果を挙げた人」や「多年にわたりスポーツの向上・発展に貢献した人」から選出され、顕彰式は27日に行われる。

先週の開催では、珍しい記録と節目の記録が25日土曜に。新潟1Rでは、(有)ミルファームが史上初・史上最多となる同一馬主による12頭出し(出走16頭)という珍しい記録で注目を集めた。結果は「2頭出しのビッグレッドファーム」の同一馬主による1着2着。しかも同一厩舎のワン・ツーという、おまけ付きで、ミルファームからは1番人気ギョゲクリテペの3着が最高位となった。また同日の札幌4レースでは、羽月友彦調教師(栗東)が、現役108人目となるJRA通算200勝を達成した。

ここのところ、メイン重賞レースは波乱決着が続いたが、先週唯一の重賞「アイビス・サマーダッシュ(GⅢ)」は、2番人気・1番人気という1着2着順当結果に。ただ、3着には連番の法則該当の9番人気が入り、3連単は今週も万馬券。また、同じ新潟の土曜メイン「越後ステークス」では、100万超の大荒れ決着。先週唯一の100万超の夢馬券も連番の法則「同番」での決着であったが、手にできた読者は・・・。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

7月25日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番21312.5
一組連番661250.0
同番12312.5
合計99--
出現率(%)75.075.0--
7月26日
-新潟札幌合計出現率(%)
ALL連番0114.2
一組連番561145.8
同番40416.7
合計97--
出現率(%)75.058.3--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番等)は「同番」としてカウント

先週から開催替わりとなり、夏のローカル開催が本格化。新潟、札幌の土日2場合計48レース中、出現確率No.1の「一組連番」が23レース、「ALL連番」が4レース、「同番」が7レースの出現回数。「一組連番」「ALL連番」が平均的な出現率の中、最近の傾向が引き続いた「同番」が先週も目立った。土曜札幌では12レース中2レースで出現。また日曜新潟では12レース中4レースで「同番」決着し、先々週の再現となる1日の3分の1を占める結果となった。

連番の法則全体では、開催替わりの2場開催でも「58.3%~75.0%」と引き続き高確率を残した。

「一組連番」は、変わらず高確率・高配当を残した。先週の「一組連番」では、当コラム注目の3~5番人気よりも2番人気絡みが目立った。2番人気との「一組連番」に該当する二桁人気が絡んでの10万超配当だけで4回。10万に届かなくとも、2番人気との「一組連番」だけでも全部で12回。買い方を絞るのが難しい「一組連番」だが、ご自身の軸馬からの両脇馬番二桁人気ならば「チャンス」と捉えて抑えていただきたい。なお、先週唯一の100万超配当となった土曜新潟メインの前記「越後S」では、前週「『一組連番』少額投資のヒントを得たので、もうしばらくデータ取りして・・・」と記したヒント通りの「一組連番」となった。お勧めできるレベルには「出現回数・出現率がまだ・・・」なので、引き続きデータ取りを継続しようと思う。

先週の「同番」は、新潟狙いの向きには当たりとなった。土曜は回数こそ1回だったが、注目・3番人気との「同番」決着で30万配当。1回取れれば充分な配当と言えたであろう。さらに日曜は記したように1日の3分の1という4レースで出現し、その4回すべて注目・3~5番人気との「同番」で万馬券。内1回は22万配当。回数、配当ともに狙い続ける価値のある一日となった(筆者も同傾向から1回)。引き続き「同番」で狙うなら 諦めずに狙い続けることを第一に、ご自身の軸馬もしくは3~5番人気あたりに狙いを定めて、買い続けていただきたいと思う。

最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、「同番」の反動か配当面でも低調な週となった。土曜新潟のみ、出現回数2回。いずれも上位人気からの「ALL連番」で、配当も2~7万の配当となったので、先週はここ狙いの向きにだけは良かったのでは。ただ土曜札幌、そして日曜は2場とも、万馬券に届かない珍しいほど堅い決着で、回数も極少。狙い続けた向きには「苦労の割に報われない」土日であった。しかしながら、「珍しいほどの少回数や低配当」の後には、大爆発の週が来ることもしばしば。少額投資の代表「ALL連番」も同番同様にチャレンジし続けていただきたい。

先週の高額万馬券の宝庫最終レースは、土日4レース中3レースが連番の法則。10万超の配当は日曜札幌の「一組連番」で出現したが、この「一組連番」も前記少額投資のヒント通りの決着となっていた。データ取りの結果次第ではあるが、後々公開予定の「YouTube解説編『一組連番』」の回あたりでご紹介できれば、と思っている。