エルムステークス(2020)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

札幌競馬の日曜メインは、夏の北海道で行われる唯一の中央競馬ダート重賞「エルムS」です。昨年は一昨年の勝ち馬ハイランドピークが2着に入線、一昨年はその前年の3着馬ドリームキラリが2着に入線、2016年は2014年の2着馬のクリノスターオーが2着に入線、2015年の3着馬エーシンモアオバーは2010、2011、2013とこれまで4度も馬券圏内に入っており、とにかくリピーターの活躍が目立つ一戦です。リピーターが好走傾向にある一戦ですが、他にはどんな傾向があるのか?今回は過去10年間のデータをもとにエルムSの傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気が堅実、堅実決着傾向が強め

人気は「2番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数も最多です。「1番人気」は2勝と勝ちきれない傾向にありますが、3着内の回数は最多となっており、複勝率は70%と好走率は高めです。また、勝ち馬は10頭中9頭が「4番人気以内」から出ており、上位人気の勝率は高いです。下位人気を見ますと、「10番人気」が2・3着に1回ずつとなっており、10番人気以下は馬券に絡んでいません。3連単の配当が10万馬券以上だったのは2回となっており、比較的堅実に決着する傾向にあります。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 2 1 4 3
2番人気 4 1 0 5
3番人気 2 1 1 6
4番人気 1 2 1 6
5番人気 0 3 0 7
6番人気 0 0 1 9
7番人気 1 0 1 8
8番人気 0 1 1 8
9番人気 0 0 0 10
10番人気 0 1 1 8
11番人気 0 0 0 10
12番人気 0 0 0 9
13番人気 0 0 0 8
14番人気 0 0 0 3
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 1 1 0
2.0~2.9倍 0 0 2 2
3.0~3.9倍 1 1 1 3
4.0~4.9倍 2 0 0 2
5.0~6.9倍 2 1 1 7
7.0~9.9倍 1 4 0 3
10.0~14.9倍 1 1 1 10
15.0~19.9倍 0 0 0 7
20.0~29.9倍 1 0 0 17
30.0~49.9倍 0 2 4 9
50.0~99.9倍 0 0 0 15
100.0倍以上 0 0 0 25
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2010 3,020円 9,100円
2011 3,780円 20,850円
2012 390円 3,430円
2013 6,120円 15,740円
2014 5,570円 117,750円
2015 2,390円 63,770円
2016 24,260円 68,270円
2017 2,900円 63,650円
2018 2,320円 7,700円
2019 14,490円 143,000円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 タイムフライヤー 2.4
2 エアスピネル 4.0
3 ウェスタールンド 5.3
4 アナザートゥルース 6.8
5 ハイランドピーク 10.5
6 アルクトス 13.6
7 ロードゴラッソ 19.7
8 リアンヴェリテ 27.7
9 ワンダーリーデル 32.1
10 サトノティターン 36.3
11 ナイママ 42.5
12 アディラート 60.8
13 ワイルドカード 77.4
14 ヒラボクラターシュ 89.9
15 デザートスネーク 125.2
16 バスカヴィル 188.9
17 アッシェンプッテル 235.4

■「1枠不振」&「逃げ・先行有利」

コースは札幌のダート1700mを使用。枠は「4枠」が最多の3勝を挙げており、連対数も最多です。極端な傾向は見られませんが、「1枠」は1着が1回のみとなっており、最内枠が不振です。

脚質は「先行」が最多の7勝を挙げており、勝利数は断トツです。また、連対数と3着内の回数も最多で、3着内に入った30頭中17頭と半分以上が先行馬でした。「逃げ」も勝利数こそ0回ですが、3着は5回と多く、複勝率は70%と好成績です。札幌のダート1700mは直線が約260mと短く、高低差が殆ど無い平坦な小回りコースです。前目で競馬をする馬が有利となりやすいコース形態となっていることも、逃げ・先行馬が好走している要因と考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 1 0 0 9
2枠 1 1 1 7
3枠 1 1 2 9
4枠 3 2 2 11
5枠 2 2 0 15
6枠 1 0 2 17
7枠 0 1 1 18
8枠 1 3 2 14
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 2 5 31
先行 7 8 2 13
差し 1 0 2 45
追い込み 0 0 1 39
マクリ 2 0 0 0

[該当馬] 先行馬候補

  • アナザートゥルース
  • ハイランドピーク
  • アルクトス
  • リアンヴェリテ
  • ナイママ
  • ヒラボクラターシュ

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 1
-19~-10kg 1 0 2 14
-9~-4kg 2 3 1 25
-3~+3kg 5 4 5 38
+4~+9kg 2 1 0 12
+10~+19kg 0 2 2 7
+20kg~ 0 0 0 2
不明・初出走・未更新 0 0 0 1
今回減 5 5 6 49
同体重 2 1 2 17
今回増 3 4 2 33

■「5歳馬」が好成績

年齢は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「5歳」に注目です。性別は「牡馬」が中心で、「牝馬」は出走自体が少なく、馬券にも絡んでいません。所属は「栗東」と「美浦」が5勝ずつを挙げており、東西で大きな差はありません。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
4歳 4 1 3 11
5歳 5 3 4 21
6歳 1 3 2 32
7歳 0 3 0 22
8歳以上 0 0 0 9
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牝馬 10 10 10 92
牡馬 0 0 0 8
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 5 3 3 35
栗東 5 7 7 57
地方 0 0 0 8
外国 0 0 0 0

[該当馬] 5歳馬

  • アルクトス
  • タイムフライヤー
  • ヒラボクラターシュ
  • ロードゴラッソ

■前走レースが「マリーンS」だった馬に注目

前走レースは、最多の3勝を挙げている「マリーンS」に注目です。前走着順は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「1着」に注目です。また、勝ち馬10頭中8頭は、前走着順が「3着以内」だった馬でした。勝ち馬は、前走で3着内に好走した馬から狙うのが良さそうです。

前走レースデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
マリーンS(OP) 4 1 1 28
安達太良S(3勝クラス) 2 0 0 2
平安S(G3) 1 2 1 3
しらかばS(OP) 1 0 2 13
東京大賞典(G1) 1 0 0 0
ジュライS(OP) 1 0 0 0
プロキオンS(G3) 0 2 0 3
マーキュリーC(G3) 0 1 3 4
大沼S(OP) 0 1 1 0
帝王賞(G1) 0 1 0 4
前走クラスデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
2勝クラス 0 0 1 0
3勝クラス 0 0 1 12
オープン特別 3 3 5 26
G3 5 4 3 53
G2 2 1 1 25
G1 0 1 0 6
海外 0 1 0 0
地方 0 0 0 0
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 5 2 3 16
2着 2 2 3 8
3着 1 0 0 7
4着 0 2 2 9
5着 0 1 0 8
6~9着 1 3 1 28
10着以下 1 0 1 23

[該当馬] 前走がマリーンSだった馬

  • タイムフライヤー(1着)
  • アディラート(3着)
  • デザートスネーク(6着)
  • リアンヴェリテ(13着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は「岩田康誠」が最多の4勝を挙げていますが、今年は岩田騎手の騎乗予定がありません。その他の騎手で2勝以上を挙げている騎手はおらず、傾向らしい傾向は見られません。騎手については、フラットな目線で予想したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
岩田康誠 4 1 0 2
横山和生 1 1 0 2
津村明秀 1 0 0 4
横山典弘 1 0 0 2
黛弘人 1 0 0 1
内田博幸 1 0 0 1
藤岡康太 1 0 0 0
幸英明 0 2 0 2
吉田豊 0 2 0 0
藤岡佑介 0 1 1 0
C.ルメール 0 1 0 2

※現役騎手のみを表示しております。