新潟競馬で行われる3歳ダート重賞「レパードS」へ向けて、各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
ラインベック(牡3、友道康夫厩舎)
8/5(水)栗東・坂路(良)4F54.5-3F39.4-2F25.4-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。時計は特別早いというわけではないが、馬なりでも前進気勢を見せており、クビの動きや素軽いフットワークを見せた。最後まで鞍上の手は動かなかったが、ラスト1Fは12.3と力強く伸びており、馬自らが鞍上をリードするような抜群の動きを見せた。1週前はM.デムーロ騎手を背にCWコースで追い切り、6F81.9-3F37.5-1F12.4をマークし、併せたジュンライトボルト(2勝クラス)を1馬身追走して半馬身差先着する好内容だった。約2ヶ月ぶりを叩かれ、気配は上々と言えよう。
ケンシンコウ(牡3、小西一男厩舎)
8/5(水)美浦・坂路(良)4F53.1-3F38.5-2F25.2-1F13.0(馬なり)
丸山元気騎手を背に美浦の坂路を3頭併せ。最後方から競馬を進め、コーナーで最内から差を詰めると、直線で馬体を並べて手応え良く伸びていき、ゴール前で交わして再先着を果たした。終始余裕残しの動きだったが、手応えの良さとフットワークの力強さがあり、馬なりでも迫力の動きを見せた。折り合い面で苦労するところが見られた馬だが、折り合いもしっかり付いており、気性面の成長も見られた。心身ともに充実してきている感がある。
テーオーケインズ(牡3、高柳大輔厩舎)
8/5(水)栗東・CW(良)6F84.3-5F68.5-4F53.5-3F38.9-1F12.1(馬なり)
岩田康誠騎手を背に栗東CWコースを2頭併せ。僚馬アイスヴィスタ(1勝クラス)を前に置き、序盤はゆったりと進めた。コーナーで内から差を詰めて直線は序盤で外の僚馬に気を取られるところが見られたが、追われるとしっかりクビを下げて楽に交わし、ラスト1Fは12.1と鋭く伸びて1馬身半先着した。1週前も岩田騎手を背にCWコースで強めに追われて6F85.9-1F11.9と稍重の馬場でも最後は鋭い伸び脚を見せた。先頭に立つと少し遊ぶところがある馬だが、それを差し引いてもポテンシャルの高さを感じさせる1頭。