2歳重賞の「新潟2歳ステークス」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
シュヴァリエローズ(牡2、清水久詞厩舎)
8/26(水)栗東・CW(良)6F83.9-5F67.5-4F52.4-3F38.9-1F12.2(馬なり)
栗東CWコースを2頭併せ。僚馬ショウナンアイビー(未勝利)を5馬身ほど追走し、道中は折り合いに専念。コーナーで差を詰め、直線は内から手応え良く馬体を併せ、鞍上が軽く促すとラスト1F12.2の鋭さでクビ差先着した。軽く追っただけでしっかり抜け出す競馬が出来ており、柔らかさもある。1週前はCWコース3頭併せで真ん中から抜けて再先着を果たしており、しっかりやった印象。最終は軽めだが、先週しっかりやっているので輸送を考慮すれば十分な内容。
ブルーシンフォニー(牡2、伊藤圭三厩舎)
8/26(水)美浦・南W(良)5F67.3-4F52.4-3F38.3-1F12.7(馬なり)
田辺裕信騎手を背に美浦南Wを2頭併せ。僚馬ゴールドギア(オープン)を5馬身先行し、コーナーで外から差を詰めると、直線は馬なりのままラスト1F12.7で併入した。手綱も持ったままで最後も余力十分といった具合に流すだけの内容だったが、1週前には南Wで5F63.6-1F12.6の好時計を出しており、先週はしっかりやっている。先週はコーナー手前で少し折り合いを欠いたところがあったが、最終追いではコーナー出口で僚馬と少し接触しても気負うことなく最後まで集中した走りを見せた。気配は上々。
ショックアクション(牡2、大久保龍厩舎)
8/26(水)栗東・坂路(良)4F55.1-3F39.3-2F24.7-1F11.8(馬なり)
栗東坂路を単走。コーナーではやや内に切れ込む場面があったが、坂では軽く追われると鋭く伸びてラスト1Fは11.8の速い時計をマーク。終い重点の内容だが、追われてからの反応は良く、バネが利いた伸びのある走りを披露した。1週前は栗東坂路で後半2Fで23.9の好ラップをマークしており、2週続けて楽な手応えで終いは速い時計をマークしている。中2週続きでも疲れは感じられず、しっかり力は出せる状態にありそうだ。