JRAは2日、ホームページ上の「馬場情報」において、新たに芝のクッション値を公表すると発表した。これは「馬場のクッション性を数値化したもの」で、公表は11日からとなり開催前(昼頃)および開催日(朝)になる。クッション値の基準は主に下記の通りで、値が高いほど馬場の反発力が高いということ。
芝のクッション値 | 馬場表層のクッション性 | 馬場表層の水分状態 |
---|---|---|
~7 | 軟らかいめ | 湿潤気味 ↑ ↓ 乾燥気味 |
7~8 | やや軟らかめ | |
8~10 | 標準 | |
10~12 | やや硬め | |
12~ | 硬め |
また6日には、「インターネット投票の申込回数、購入件数を拡大する」することも発表された。即PAT会員は11日(金)18時30分から、A-PAT・担保ARS会員については12日(土)7時から適用される。ともにJRAにおける、コロナ禍でのインターネット投票の増大にも対応してのことと思われる。
夏競馬最終週となった先週、土曜札幌での重賞「札幌2歳S」では、2番人気に支持されたソダシが、白毛馬史上初の芝重賞制覇を成し遂げた。白毛馬による重賞制覇は、昨年のレパードSでのハヤヤッコに続いて2頭目。また日曜小倉では、第4Rで杉山晴紀調教師がJRA通算100勝を、続く第5Rでは川田将雅騎手がJRA通算1,500勝を達成した。
そしてメインレース。前記札幌2歳Sのみ法則外決着となったが、その他土日合計5つのメインレースで連番の法則決着。土曜新潟は「ALL連番」で10万超、小倉では「一組連番」で3連複、3連単ともに10万超の高額配当となり、日曜には新潟記念で新潟メイン2日連続「ALL連番」の万馬券決着。小倉2歳ステークスと札幌メインでは「一組連番」決着となった。
それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 新潟 | 小倉 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 3 | 1 | 0 | 4 | 11.1 |
一組連番 | 7 | 5 | 2 | 14 | 38.9 |
同番 | 0 | 1 | 2 | 3 | 8.3 |
合計 | 10 | 7 | 4 | - | - |
出現率(%) | 83.3 | 58.3 | 33.3 | - | - |
- | 新潟 | 小倉 | 札幌 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 0 | 1 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 11 | 8 | 25 | 69.4 |
同番 | 3 | 0 | 1 | 4 | 11.1 |
合計 | 11 | 11 | 10 | - | - |
出現率(%) | 91.7 | 91.7 | 83.3 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
土日3場合計72レースでは、出現確率No.1の「一組連番」が先週も半数以上の39レース、「ALL連番」「同番」が各7レースといった出現回数だった。ただ「場別」でみると土曜は新潟以外、特に札幌は「一組連番」が2回のみ、全組でも4回「33.3%」と稀に見る少出現回数・低出現率といえた。
連番の法則全体では、その土曜札幌以外はすべて50%を超え、日曜は札幌でも「83.3%」と回復したのをはじめ、新潟・小倉ではともに「91.7%」と高確率出現した。
「一組連番」は、土曜小倉メイン「テレQ杯」で注目・5番人気との「一組連番」から3連複15万、3連単は帯封手前の92万配当となった。ただ、その他土曜は10万超1回と高額配当は少な目。しかしその分、日曜は新潟で3回、小倉・札幌で各4回と計11回の10万超高額配当が多数出現。特に小倉では、3回が1番人気、残る1回も2番人気との「一組連番」でのもので、この日は小倉狙いで上位人気からの両脇馬番を抑える「一組連番」に挑んだ方は、かなりの確率で高額配当を手に出来たのでは・・・
ここのところ不遇週が続く「同番」は、残念ながら先週も「爆発週」とまでは言えなかった。回数で言えば、3回出現(すべて万馬券)の日曜新潟、高額配当で言えば、注目・3番人気との「同番」で20万配当となった土曜札幌で挑んだ方が、適度な配当を得られたのでは・・・。ただ、「同番」狙いの向きは、回数・配当ともに「爆発週」は必ず来ると信じて、引き続き諦めず狙い続けることをお勧めする。
最も推奨の「ALL連番」は、全7回中3回出現し、すべて10万超配当となった土曜新潟。ここ狙いで挑んだ向きには大正解の週となったはず。筆者も「前週の傾向から札幌、台風接近の小倉をはずし新潟狙い」で2回成功した。先週記したように「『ALL連番』は『少額投資で済み』『高額配当が多い』」ことで最も推奨としている。もちろん、読みやお好みでチャレンジ手法は変わるかと思うが、読者の中で「ALL連番」に挑む方には是非、諦めずにチャレンジし続けて高額配当を手にしていただきたい。
ちなみに先週の「YouTube実践編『新潟記念』」では、チャレンジ手法に「ALL連番」を選択し3頭とも絡んだが、軸馬サンレイポケットを頭固定し失敗であった。
そして先週の「高額万馬券の宝庫」最終Rでは、土日計6レースすべてが万馬券配当の連番の法則決着。6回の内、3回は10万超の高額配当も。しかし、ここでも筆者は大失敗。日曜小倉最終Rで狙った「一組連番」を1着3着固定で挑んだが、結果は1着2着で3連複10万、3連単40万配当を逃すことに・・・。
こうした着順固定、3連単のみなど筆者自身の失敗例なども載せていくので、ご参考いただき皆さんにも思い切ったチャレンジをしていただきたい。
なお、先週でいわゆる「夏競馬」が終了したので、「夏競馬まとめ」を近々書きたいと思う。また、「出現率は高いが買い目の絞り方が難しいので『データ取りをする』」としてきた「一組連番」の買い方ヒントも近々まとめて「YouTube解説編『一組連番』」で公開する予定。引き続き、興味をもっていただける読者諸兄には参考・研究材料にして競馬を愉しんでいただきたい。