サマースプリント最終戦「セントウルS」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。

ダノンスマッシュ（牡5、安田隆行厩舎）

9/9（水）栗東・坂路（良）4F52.1－3F37.8－2F24.6－1F12.2（馬なり）

栗東坂路で単走。序盤はゆったりと入り折り合いを確かめ、ラストは持ったままで馬場の真ん中を力強く軽快に駆け抜け1F12.2をマークした。1週前は併せた僚馬ダノンアレーにクビ差遅れたものの、鞭も入って一杯に追われて栗東坂路で一番時計となる4F51.1－1F12.5をマーク。順調に乗り込まれており、3ヶ月の休み明けでも状態は良さそうだ。

ミスターメロディ（牡5、藤原英昭厩舎）

9/9（水）栗東・芝（やや重）5F63.7－4F47.8－3F34.0－1F11.0（馬なり）

岩田望来騎手を背に（レースは北村友一騎手）栗東の芝コースを単走。序盤はゆったりと馬なりで進め、徐々にペースアップしていき、直線では軽く促されると鋭く伸びてラスト1F11.0の好時計をマーク。速い回転のピッチ走法で手先も軽く、3ヶ月の休み明けでも重さを感じさせない走りを披露した。1週前はCWコースを単走で追い切り、強めに追われて4F51.1－1F12.5をマーク。反応は良くキビキビとしたフットワークを披露した。最終追いでは実戦並みの好時計をマークしてきており、良い状態で臨めそうだ。

トゥラヴェスーラ（牡5、高橋康之厩舎）

9/9（水）栗東・坂路（良）4F54.1－3F38.8－2F24.6－1F12.0（馬なり）

栗東坂路を単走。序盤は馬場の内側をゆったりと進め、騎手の合図で馬場の真ん中へ出ていくと、終いは豪快なフットワークで伸びてラスト1F12.0をマーク。終い重点ながら、力強い伸び脚を披露した。1週前は栗東坂路で4F55.2－1F12.3を馬なりのままマーク。1週前は軽めだがレースを使っているので問題は無いだろう。前走の追い切りより時計は速く、変わり身が期待できそうだ。