【セントライト記念2020予想】菊花賞への切符をかけた一戦!サトノフラッグやガロアクリークなど出走予定馬を考察

3歳牡馬クラシックの最終戦である菊花賞へのトライアル「セントライト記念」が、21日(祝・月)に中山競馬場で開催します。春のクラシックを戦ってきた実績馬と、夏に力をつけてきた上がり馬の出走もあり、秋の大舞台に向けて見逃せない一戦です。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしてみましたので、各馬を考察してみたいと思います。

サトノフラッグ(牡3、国枝栄厩舎)

昨年10月にデビューしたディープインパクト産駒の牡馬です。新馬戦は6着に敗れますが、続く未勝利、1勝クラスではいずれも3馬身差の快勝を果たし、重賞初挑戦となった弥生賞では重たくなった中山の馬場にもしっかり対応し、重賞初勝利を達成。クラシックでは皐月賞・5着、ダービー・11着と結果を残せませんでしたが、コントレイルやサリオスといった同世代のトップがいないここは格好をつけたいところでしょう。デビュー戦で手綱を握った戸崎騎手とのコンビで、巻き返しを図ります。

ガロアクリーク(牡3、上原博之厩舎)

昨年11月にデビューしたキンシャサノキセキ産駒の牡馬です。2歳G1ホープフルSでは11着に敗れますが、今年3月のスプリングSを快勝し重賞初勝利を挙げると、続く皐月賞でも8番人気ながら3着に好走し、低評価を覆す走りを見せました。ダービーでは6着に敗れましたが、2400mを短距離向きと思われた血統でここまで善戦できたのは上々の内容と言えるでしょう。今回も2200mとやや距離は長めですが、スプリングSと皐月賞で好走しているように、中山適性の高さがある1頭で、コーナー4つの内回りなら好走は十分可能でしょう。

フィリオアレグロ(牡3、堀宣行厩舎)

昨年10月にデビューしたディープインパクト産駒の牡馬です。今年初戦の共同通信杯で3着に好走し、続く青葉賞でも3着に好走。1勝馬という立場ではありますが、大事に使われておりキャリアはまだ3戦ということもあり、これから強くなる可能性はかなりある1頭です。夏を越してどこまで成長しているか、成長の期待度で言えばメンバー1とも言えそうです。東京でしか走っていませんが、最後に一足使える馬で、前目で競馬ができれば中山でも十分好走は可能でしょう。