秋華賞トライアルの3歳重賞「ローズステークス」へ向けて各馬が最終追いきりを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
クラヴァシュドール(牝3、中内田充厩舎)
9/16(水)栗東・坂路(良)4F55.1-3F40.7-2F26.8-1F12.8(馬なり)
栗東坂路を単走。外ラチ沿いを軽快に駆け上がり、ラスト1Fは余裕残しで12.8秒と素軽い動きを披露した。ソフトな内容だったが、1週前はM.デムーロ騎手が手綱を握ってCWコースを僚馬フローリン(2勝クラス)と併せ、強めに追われて6F80.5-1F12.2で6馬身半先着としっかり負荷のかかった追い切りを消化した。追ってからの反応も良く、リフレッシュ効果も感じられた。仕上がり状態は良さそうだ。
リアアメリア(牝3、中内田充厩舎)
9/16(水)栗東・芝(良)5F69.8-4F52.8-3F37.7-1F11.4(馬なり)
川田将雅騎手を背に栗東芝コースを単走。道中は折り合いに専念し、直線を向くと馬なりのまま手応え良く反応し、ラスト1Fは11.4秒と鋭く伸びてフィニッシュした。全体時計は控えめだが、直線まで行きたがる気持ちを抑えることが出来ており、しっかり我慢の利いた走りが出来ていた。日曜の追い切りではCWコースで6F82.4をマークしており、しっかり負荷もかけられているので、順調そのものと言える調整過程になっている。
ウーマンズハート(牝3、西浦勝一厩舎)
9/16(水)栗東・坂路(良)4F54.4-3F39.2-2F24.7-1F12.3(馬なり)
栗東坂路を単走。馬なりのまま進めて軽く気合いを付けられると、馬場の外側を抜群の手応えで駆け上がり、しっかりスピードに乗せてラスト1Fは12.3秒をマークしてフィニッシュ。追われてから一瞬で反応出来ており、脚捌きは軽く動きも軽快。1週前は坂路で強めに追われて4F53.4-1F12.3をマークしており、力強い伸びを見せた。前向きさがある気性の馬だが、1週前は前の馬の後ろで我慢も出来ており、夏を越して精神面の成長も見られた。好気配。