世界の名手も参戦する「ワールドオールスタージョッキーズ」。合計で4戦行われ8月27日に2レース、8月28日に3レースが行われ合計ポイントで争われる。登録馬が2戦目以外は30頭以上と、通常なら多くても16頭の登録馬が倍の登録数になっている。おそらく、このレースは騎乗馬が抽選で割り振られるのだがどの馬も名手が騎乗する為、各陣営がここはチャンス大と思って登録してきているのがその背景としてあるのだろう。
夏の札幌開催で行われると言うのもまた面白い。登録馬が少ないとジョッキーが騎乗出来ない可能性が出てくるので、競馬界としてはそれだけは絶対に避けたいところ。各陣営もここは世界的名手に騎乗してもらえる大きなチャンスである。ここは出走させたいと考える陣営が多い。これは必然の流れ。ワールドオールスタージョッキーズに出場するジョッキーも当然の事ながら虎視眈々と優勝を狙っている。ジョッキーにとっても名前を売る大きなチャンスでもあるのだ。
世界の名手にも注目が集まるが、日本人ジョッキーには地の利がある。一見ホームでレースをする日本人騎手が有利に思えるがそうとも言えない。馬は選べないし、初めてコンビを組む馬もいる。普段全く縁のない厩舎の馬に乗る事になる。ここで海外勢はもともとどの馬に乗っても初騎乗なので緊張は少なくて済む。主催、陣営、騎手、そして我々ファン、北の大地でそれぞれの思惑が絡まりぶつかり合う。チャンピオンに輝くのは外国人ジョッキーか?日本人ジョッキーか?8月27日に号砲が鳴る。
2016ワールドオールスタージョッキーズ出場騎手
JRA代表騎手
(関東)
戸崎 圭太
内田 博幸
蛯名 正義
(関西)
川田 将雅
C.ルメール
武 豊
M.デムーロ
地方競馬代表騎手
永森 大智
海外招待騎手
C.デムーロ(フランス)
V.エスピノーザ(アメリカ)
J.モレイラ(香港)
J.スペンサー(イギリス)
C.ウィリアムズ(オーストラリア)
E.ウィルソン(カナダ)※女性騎手