【キーンランドC2016予想】北海道シリーズ2戦2勝のブランボヌール・得意のスプリント路線で古馬を一蹴も!

サマースプリントシリーズ第5戦のキーンランドカップ。函館スプリントステークスに続いて北海道の札幌競馬場で行われ、斤量差が最大7キロもある難解な重賞である。また、古馬初対戦の3歳勢も多い為、実力差を正確に測るのは極めて困難とも言える。しかし、逆に言えば波乱の可能性も含んでいる。したがって、今回は特に注目すべき穴馬である3歳馬ブランボヌール1頭の買える理由を中心に取り上げ、最後に有力馬の取捨選択にも触れたいと考えている。特にレッツゴードンキやソルヴェイグ、シュウジの3頭についてはハッキリと明暗が分かれそうなのでそこも取り上げたい。ぜひ、読者の方は前日予想の参考にして頂いた上で、馬券的中にお役立て頂ければと思う。

まず、①ブランボヌール(戸崎騎手)は昨年の北海道シリーズにて2戦2勝で、函館2歳Sを圧勝。また、桜花賞こそ8着に敗れたが、NHKマイルCは勝ち馬と0.3秒差の6着に好走し世代屈指の力を持つ馬である。そして、今回は斤量51キロながら戸崎騎手を確保。単純に考えても条件がバッチリ揃った印象がある。

ブランボヌールの買える理由は?実は勝ち負けも期待できる逸材!?

では、ブランボヌールの買える理由を3点取り上げた上で順に追って解説したい。その3点とは、①相性抜群の北海道シリーズと②オデュッセウスとの力関係、③斤量51キロにも関わらずリーディング騎手確保である。

①についてであるが、②とまとめて解説したい。昨年の函館2歳Sは上記でも取り上げたように、展開が向いたと言えども後続を突き放す圧勝劇。そのレースでオデュッセウスに圧倒的な実力差で先着しており、単純な実力比較でも古馬相手に通用する力のある馬である。また、先行〜差し脚質を自在に使える器用さも兼ね備えており、14頭揃うメンバーならば持ち味が生きるはず。3ヶ月の休養明けのハンデはあるが、斤量51キロで勝ち負けも期待できるはずだ。その斤量については、③でも取り上げたようにこの軽斤量で戸崎騎手を確保できる点は想像以上に大きい。今勢いに乗るリーディングジョッキーで、戸崎騎手の乗り方を考慮しても現時点における札幌の馬場状態も追い風。あとは枠さえ大外でなければ、買い要素がすべて揃う。枠には最大限注目したいところだ。

シュウジやソルヴェイグなど函館SS上位組の評価は?!

さて、ここからは函館SSの上位組について言及していきたい。まず、①シュウジ(モレイラ騎手)は前走内枠を最大限に生かす形での2着。今回は再度休み明けで1キロ増を考えると前走以上に推せない。ただ、スピードのある馬なので、折り合える枠を引けば引き続きチャンスだろう。また、②ソルヴェイグ(丸田騎手)は前走50キロの恩恵がある勝利に見えた。しかし、余裕を残した印象のある重賞制覇で、まだまだ上積みがあるはず。今回も前回に引き続いて要注意の1頭だ。一方で、③レッツゴードンキ(岩田)に関しては評価を落としたい。今回は1キロ増と休み明けが重なり、実力面も上位2頭に比べるとやや劣る印象。外枠を引いた場合は無印評価で問題ないだろう。

以上、穴馬として面白いブランボヌールと人気上位が予想されるシュウジやレッツゴードンキについて取り上げた。正直言って、ブランボヌールに関してはかなり手応えのある馬で、スプリント路線では重賞級以上の器と考えている。したがって、狙うならば斤量51キロでやや人気薄の今回。また、ソルヴェイグには前回同様に要注意で、もちろん本命候補の1頭であろう。他にも、UHB賞上位のエポワスやオメガヴェンデッタ、北海道シリーズが初めてのサトノルパンやナックビーナスなど注目すべき馬が多い。ぜひ、読者の方は必ずブランボヌールの存在を忘れない上で、相手を絞った上で美味しい馬券をゲットして頂ければと考えている。