今週開催の札幌2歳ステークス、2008年の勝ち馬ロジユニヴァースがダービー馬になるなど出世レースでもあります。
ロジユニヴァースは皐月賞大敗など紆余曲折がありながらも、ダービーはどろんこ馬場で見事勝利。その他にも、勝ち馬でこそありませんがアヴェンチュラやゴールドシップ、レッツゴードンキなど、馬券圏内に入った馬から数々の出世馬を輩出してきました。今年ははたしてどうでしょうか。
クローバー賞はまさかの2着に敗れた地方馬のトラスト。今回は芝も二回目ということで前回以上を期待されていると思われますが、過去10年で2013年の函館開催を除くデータでみると消しになってしまいます。前走1着馬が圧倒的に強いです。というよりも前走1着馬しか勝利できていません。前走負けから入って優勝したのは2003年のモエレエスポワールまで遡ります。
そして気になる枠。まんべんなく連対してはいるんですが、たったひとつだけ3着以下しかない鬼門とも言えるのが1枠。果たして今年はどんな馬が入るのか。ジンクスを覆せるのかも気になります。
関東期待の一頭でもあるコリエドールに着目すると、関西馬に比べるとここも関東馬は若干データとしては弱くなり過去3勝。とはいえ、その中の一頭が前述のロジユニヴァースになるので、もしコリエドールが快勝するようだと、クロフネ産駒初のクラシック制覇も見えてくるかもしれません。前走1着馬だらけということもあり、予想も難しいレースになりますが、コリエドールにぜひ注目してください。