【加付式“連番の法則”】毎日王冠など先週の回顧・検証

10日(土)、JRAは2月29日から続けてきた無観客競馬を終わらせ、「事前にネット申込かつ抽選により指定席を予約できた人に限る」という形で、有観客競馬を再開させた。実に、224日ぶりのこととなったこの日、東京・京都・新潟の3場でライブ観戦を楽しんだ観客は、計1,651人。少人数、そして「声を出せない」ため、依然として歓声が響くことはないが、ここから一歩ずつ徐々に戻っていけることを願おう。

その競馬開催日に先立つ5日、JRAは「ギャンブル依存症等の対策の一環として、電話・インターネット投票で購入できる上限額を設定できる制度を11月20日から開始する」と発表した。上限設定後、180日間は解除や増額は出来ず、減額のみ可能になるとのこと。

そして、東京・京都・新潟に開催替わりとなった先週だが、京都競馬は今開催終了後に2年5ヶ月間の休止期間に入る。2025年の開設100周年に向けてリニューアルし、老朽化したメインスタンドや名物となっていた円形パドックを楕円形にするなどの改築・改修が大きなところ。馬場に関しては、水はけを良くする路盤改修は行われるが、コースレイアウトや3~4コーナーの下り坂も変わらない予定。GⅠ競走は、3歳3冠の「秋華賞」「菊花賞」が現京都競馬場での見納めとなる。

先週は、飯田祐史調教師(栗東)が土曜京都10Rで、現役153人目となるJRA通算100勝を達成した。

GⅠ競走は中休みとなったが、天皇賞やジャパンカップへの前哨戦GⅡ「毎日王冠」「京都大賞典」が行われた。2歳GⅠ馬にして春2冠では連続2着のサリオスが、秋初戦に毎日王冠を選択し登場。単勝1.3倍の圧倒的支持に完勝で応えた。一方の京都大賞典では、3.5倍の1番人気から6頭が単勝1桁倍率の混戦となったが、結果は香港GⅠ馬にして3番人気のグローリーヴェイズが勝利し、3着までをトップ3人気馬で占めた。

重賞では土曜に行われたサウジアラビアRC(GⅢ)を含めて、連番の法則決着は京都大賞典の「一組連番」のみとなったが、先週も「YouTube解説編『一組連番』」でお薦めの同枠が多数出現、高額配当連発の結果をみせた。

それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。

10月10日
-東京京都新潟合計出現率(%)
ALL連番00112.8
一組連番5471644.4
同番21038.3
合計758--
出現率(%)58.341.766.7--
10月11日
-東京京都新潟合計出現率(%)
ALL連番03038.3
一組連番3731336.1
同番104513.9
合計4107--
出現率(%)33.383.358.3--

※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント

先週から3場開催となり合計72レース。出現確率No.1の「一組連番」が29レース、「ALL連番」が4レース、「同番」が8レース、といった出現回数。「ALL連番」が東京で土日とも出現無し、その他も日曜京都の3回以外は寂しい出現となった。一方、「同番」は通常より多く土日で計8回。特に日曜新潟では1日で4回のお祭り出現を記録。全体としては日曜東京で「33.3%」という記憶に無いほどの極少出現となったが、その他土曜京都以外では「58.3%~83.3%」を記録し、配当面でも100万超2回、10万超多数回の高額配当を記録した。

「一組連番」は、土曜新潟と日曜京都で各々7回の多出現を記録。中でも新潟は、10万超の高額が7回中5回を占めた。お勧めとしている同枠の「一組連番」決着は、3場土日計29回の出現回数のうち、14回と約半数を占め、最高配当の410万の他、10万超だけでも7回(新潟最終Rは1着同着で10万超2個なので実質8回)。まだまだ同枠の「一組連番」は狙えそうである。今後も傾向をみる必要はあるが、先週のように「一組連番」の約半数出現するようなら同枠狙いのみでチャレンジし続けるのも手かもしれない。

「同番」は、先週「再び必ず来る『爆発週』を待っていただきたい」とした爆発出現が、日曜新潟でさっそく実現となった。出現4回すべて万馬券で、10万超も2回。「同番」に挑み続けてこられた方で、この日「新潟で挑んだ」方は、かなりの回収率アップを果たせたのではないだろうか。連番の法則全組で挑むのは、資金的にも難しいかと思うが、一発の回収率を図るには、これまで通り今回のように「同番」、もしくは「ALL連番」で挑み続けるのがお勧めである。

最もお勧めの「ALL連番」は、3場土日で4回。ただ、前週の全6回すべてに続いて、先週も全4回すべてで、同枠・一組連番が絡んでの「ALL連番」となって出現。冒頭の全体振り返りで連番の法則は「日曜東京で極少出現」と記したが、その日曜は「同番」の新潟同様、「ALL連番」は京都で爆発。3回の固め打ちに加えて、同枠2頭絡みで32万、9.6万、1.3万のALL万馬券。「京都かつ同枠で『ALL連番』に挑んだ」方には、一発回収を果たせたのではないだろうか。

「万馬券の宝庫」最終Rでは、全6レース中連番の法則決着が3レース。そして、その3レースすべて同枠の「一組連番」決着で配当もすべて10万超。土曜新潟最終Rは前記通り、1着同着だったため10万超が2組(いずれも同枠・一組連番)なので、3レースで4個の10万超馬券。「最終Rは高額万馬券の宝庫」、軸から同枠など思い切ったチャレンジで「宝くじ」をたくさん手にしてほしいと思う。