JRAは19日、令和3年度(2021年度)の開催日割および重賞競走の概要を発表した。来年度は京都競馬場整備工事に伴う開催の振替や、東京オリンピック開催への対応などの影響で、多くのレースが例年とは異なる条件で開催されることになる。
例年京都で開催されていた天皇賞・春は阪神の芝3200m(1周目外回り→2周目内回り)で行われ、中京の1600mで行われていた中京記念は小倉の1800mに変更されるなど、開催場に加えて距離が変わるレースも多数ある。また、夏季は東京五輪期間を考慮して札幌と函館の開催順が例年と入れ替わりとなる。
なお、重賞競走の賞金額、競馬番組上のルールの変更点、リステッド競走一覧、その他競馬番組に関する取り組み等については、11月中旬頃に改めて発表される予定。また、今回発表された内容については、農林水産大臣の認可を経てから正式に確定される予定。
■京都競馬場整備工事に伴う開催の振替について
関西主場(令和2年→令和3年)
- 第1回京都競馬(9日間)→第1回中京競馬(8日間)
- 第2回京都競馬(8日間)→第1回中京競馬(4日間)/第1回阪神競馬(4日間)
- 第3回京都競馬(12日間)→第2回阪神競馬(4日間)/第3回中京競馬(8日間)
- 第3回阪神競馬(8日間)→第4回中京競馬(4日間)/第3回阪神競馬(4日間)
- 第4回阪神競馬(6日間)※平年の第3回中京競馬→第3回小倉競馬(6日間)
- 第2回中京競馬(9日間)※平年の第4回阪神競馬→第5回中京競馬(9日間)
- 第4回京都競馬(8日間)→第4回阪神競馬(8日間)
- 第5回阪神競馬(9日間)※平年の第5回京都競馬→第5回阪神競馬(8日間)
第3場
- 第1回小倉競馬(12日間)/第1回中京競馬(8日間)→第1回小倉競馬(8日間)/第2回小倉競馬(8日間)/第2回中京競馬(6日間)
■夏季競馬の開催について
7月24日(土)から8月8日(日)は、東京オリンピック開催への対応および暑熱対策の観点から、函館および新潟の2場開催となる。
参考:JRA