【京成杯AH2016予想】人気落ち必至のラングレー・手薄なハンデ戦はこの馬から一発狙え!

マイルCSの前哨戦の一つでサマーマイルシリーズ第3戦である京成杯AH。昨年は13番人気のフラアンジェリコと11番人気のエキストラエンドで決まり、馬連6万馬券が登場した波乱含みのレースである。また、ハンデ戦もあって非常に読みづらい一戦で、開幕週の馬場状態。馬場や展開などを正確に判断する能力や各馬の力を見極めることが重要となるだろう。したがって、今回は人気上位馬のダノンプラチナやロードクエストの取捨選択はもちろんのこと、穴として面白いと考えているラングレーについて過去のレースを見た上で買える要素を取り上げたい。ぜひ、読者の方は以下の内容を参考にして頂いた上で、前日予想にお役立ていただければと考えている。

まず、今回の出走予定馬で人気が予想されるのは以下の4頭であろう。その4頭とは、①ロードクエスト(池添騎手)と②ダノンプラチナ(蛯名騎手)、③カフェブリリアント(戸崎騎手)、④ダノンリバティ(松若騎手)である。

その中で最も注目すべき馬は②ダノンプラチナである。前走の東京新聞杯こそ海外帰りなどの影響で4着に敗れてしまったが、3走前の富士Sでサトノアラジンを撃破。今回は斤量58キロと7ヶ月の休み明けに加えて爪に不安がある中でのレースとなるが、相手関係が楽なことを考えれば決して軽視できない存在だ。一方で、期待の3歳馬である①ロードクエストは心配である。NHKマイルCこそ2着に好走したが、これは前が早い流れに恵まれての結果。もし今の予報のまま雨が降ればチャンスはあるだろうが、全く降らない上でのレースの場合は馬券から消える可能性は極めて高いはずだ。斤量55キロと3ヶ月半の休養明け、古馬初対戦スタート難で展開不向きの流れ、開幕週などを打ち破るほどの力はない。天候には要注意だ。また、③カフェブリリアントと④ダノンリバティも絶対的な存在とは言えず、それぞれ信頼するには足りないだろう。

今回の狙い目はラングレーだ!溜まった鬱憤を晴らす舞台が整った!

そこで狙いたいのは、①ラングレー(柴田善騎手)である。近2走は内の荒れた馬場に脚を取られる敗戦で、正直言って不運なレースが続いた印象。自在性のあるタイプだけに開幕週の馬場状態もプラスに働きそうで、斤量56キロも恵まれた条件。また、柴田善騎手への乗り替わりもベストで、ここ2走の凡走で人気が落ちるならば格好。リアルスティールの弟の血統背景があり期待が大きい馬であるが、ようやく爆発する舞台が整った。

また穴として狙える馬は他にも多い。例えば、①リーサルウェポン(吉田隼騎手)が挙げられるだろう。前走の関屋記念は後方勢に厳しい結果の中で勝ち馬と0.6秒差の10着。今回は前走よりも4キロ斤量面に恩恵があり、昨年のフラアンジェリコと被る面がある。開幕週の割に差しも届く馬場状態となればあっと言わせる場面があっても不思議ではないはずだ。

以上、穴馬として面白いラングレーを取り上げた上で、人気上位馬などを含めて順に追って解説した。やはり、ダノンプラチナやロードクエストに対して全幅の信頼を置けるほどの安定性はなく、昨年同様に大波乱の可能性も大いにありうるハンデ戦である。狙いはあくまでもラングレー。ぜひ、読者の方はラングレーとリーサルウェポンの存在を覚えておいて頂いた上で、当日の馬場状態や体調面に注視した上で美味しい万馬券をゲットして頂きたいと思う。