G1ホースへの登竜門「アルゼンチン共和国杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきた。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみた。
オーソリティ(牡3、木村哲也)
11/4(水)美浦・南W(良)5F69.1-4F54.6-3F39.8-1F12.5(一杯)
美浦の南Wを2頭併せ。僚馬エクセランフィーユを先行させ、コーナーで内から差を詰めて直線で並びかけると、鋭い反応で一気に突き抜けて1馬身先着した。序盤は首を縦にふり少々気難しい面も出たが、騎手の合図があってからの伸びは抜群。1週前はルメール騎手を背に南Wを2頭併せで6F81.4-1F13.7をマークして半馬身先着。先週も重心のブレやフォームの乱れがあり乗り難しさを見せたが、最終では動きも時計も良化。制御の面で課題は残しつつも、力は出せる状態にはありそうだ。
サンレイポケット(牡5、高橋義忠厩舎)
11/4(水)栗東・坂路(良)4F53.7-3F39.0-2F25.4-1F12.3(一杯)
荻野極騎手を背に栗東坂路で単走。序盤はゆったりと進め、しまい重点の内容でラスト1Fは12.3と鋭く伸びた。馬場が重たそうだったが、最後まで勢いは衰えず、追えばもっと時計は詰まっていたように見える。1週前はCWコースでもラスト1F11.8の好時計をマークしており、鋭い切れ味を披露した。中間は坂路とCW併用で入念に乗り込まれており、仕上がりは良さそうに感じる。
サトノルークス(牡4、池江泰寿厩舎)
11/4(水)栗東・CW(良)6F83.1-5F66.7-4F51.7-3F38.5-1F12.1(強め)
栗東CWコースを2頭併せ。僚馬アイスバブルを先行させ、コーナーで内から差を詰めて直線で並びかけると、強めに追われてラスト1Fは12.1の鋭い脚で前へ出て半馬身先着した。1週前は大野拓弥騎手を背にCWコースで一杯に追われて6F83.1-1F11.9の好時計をマークしており、2週連続でしまいは良い鋭い脚を披露。攻め動くタイプだが、ひと息入った3ヶ月ぶりでもしっかり力は出せる状態には仕上がっている印象。