JRAアルゼンチン共和国杯(2020)は長距離でも速い上がりが使える“あの馬”に注目

距離は2500mと長く、最後の長い直線に向けて構えることが多くなることからも、基本的には後傾ラップになることが多いアルゼンチン共和国杯。距離が長いにも関わらず、瞬発力勝負で速い上がりを求められるのがこのレースの特徴と言って良いでしょう。ということで、長い距離もこなせて速い上がりが使える馬から狙っていきたいと思います。

今回最有力視しているのはジャングルポケット産駒の5歳馬、サンレイポケットです。

夏競馬のラスト、新潟記念で3着に好走し、続く毎日王冠でも3着と中距離重賞戦線で活躍しています。毎日王冠・3着はサリオスにこそ力負けでしたが、2着のダイワキャグニーにはハナ差まで迫っており、能力の高さはここでも上位と見て良いでしょう。

新潟記念では控えてスローペースから上がり32秒4の脚で3着まで伸びており、速い上がりがウリの馬です。馬場不問で安定して上がり上位の末脚を繰り出してくれるのは大きな魅力です。今回初の2500mということで距離の適性がどうかもカギとなりそうですが、東京の2400mで行われたジューンSを制しているように、不安視するような条件ではないでしょう。

中長距離に強いジャングルポケット産駒で、ステイヤーズS・2着のアドマイヤラピスの血も入っており、血統的に見ても距離延長はプラスに働きそうな気配がします。東京の長距離でスローペースであれば安定して末脚を繰り出せそうで、今回はサンレイポケットにとってベスト舞台と言って良さそうです。

ということで今年のアルゼンチン共和国杯は、サンレイポケットを本命軸馬とした馬券で勝負したいと思います。